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漫画家 藤井みつるの公式ブログ

HOME映画(文芸)の記事
[2009/10/28] 暖簾 (No.187)
[2009/10/27] あらくれ (No.184)
[2009/10/26] ピアニスト (No.182)
[2009/10/20] ヴィヨンの妻 (No.180)
[2009/10/10] 真白き富士の嶺 (No.170)

暖簾

noren.jpg監督:川島雄三
出演:森繁久彌、山田五十鈴、小原新二ほか
暖簾(1958) - goo 映画

《あらすじ》  15で大阪に出てきた吾平は昆布屋に拾われて丁稚になる。成長してその店の暖簾を引き継いだ吾平は、災害や戦争も乗り越えて店を守り抜いていく。大阪商人の意地と誇りの生涯を描く。


とりたててどうということのない一般の商人。でも心には大阪商人の矜持がある。借金のときに暖簾以上の抵当があるか!という姿はかっこいい。どんな仕事であれ必死になってやらないと、この矜持は持てないんだろうなあ。

スカパーで山崎豊子原作の映画特集をやってくれているのでうれしく鑑賞。山崎豊子の作品は、市井の人間の誇り高い姿勢が描かれていて、何かに迷ったときなど指針をくれる。おまけに書かれているのは実在のモデルがいるのだ。シビレマス。
どぎつい欲望渦巻く作品もありますがそちらも楽しい。

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あらくれ

写真ナシ
監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子、上原謙、森雅之ほか
あらくれ(1957)(1957) - goo 映画

《あらすじ》 庄屋の家の娘お島は、東京の知り合いを頼って上京。しかし生来の気の強さが災いし、嫁いだ先からは出て、その後働きに出た先や自営で働きだしても、なかなかこれと見込んだ男たちとうまくいかず流転の日々を送るのである。


観ていると多少計画性はなさそうだと思いつつも、自分の手で人生を切り開こうとするバイタリティに、いつしかヒロインを応援したくなってくる。それでも、まあ、気が強くってうまく回らなくなるのも納得してしまうのではあるが。こうにしか生きられないから仕方ない。
おそらくは女傑とはこういう人。これが男だったらなんの問題もないんだろうがなあ。情も深いし。

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ピアニスト

pianisuto.jpg監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:イザベル・ユペール、ブノワ・マジメル、アニー・ジラルド、アンナ・ジーガレヴィッチほか

あらすじ: ピアノ講師のエリカ。母とくらす中年女性である。ある演奏会で知り合った若者が、エリカに想いを寄せて付きまとい始める。最初は拒んでいたエリカだが、徐々に心を開いていく。しかし最初あんなにも拒んでいたのは深い理由があった…
2001年カンヌ映画祭グランプリ作品。
ピアニスト(2001) - goo 映画


一言でいうと変態かつ純愛ラブストーリー。
最初エリカがどういう人物なのかいまいち掴めず、単に変わりもので偏屈でキモイと思って観ていた。厳格な母親と異常なまでに緊密で、たまに母から逃れるように夜さまよう。カーセックスをしてる若者たちを覗き見する。すでにこの辺で付いていけなくなる人が出てきても不思議はない。私もこの辺まではだいぶ引きながら鑑賞。

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ヴィヨンの妻

ヴィヨンの妻

viyon.jpg公開中

監督:根岸吉太郎
出演:松たか子、浅野忠信、広末涼子、室井滋、伊武雅人ほか

ヴィヨンの妻 公式サイト


人気小説家、大谷の妻さち。一人息子のいるこの夫婦。夫は酒と女にだらしなく、常に妻は頭を下げて歩く日々。夫の借金の返済のために小料理屋で働き出したさちに横恋慕す男。またはさちが昔想いを寄せていた男が現れる。夫大谷は気に病んで…


日本アカデミー獲るんじゃないかな。あるいは作品賞、脚本賞、監督賞、主演女優賞。いきそう。かけてみせるぜ3000点。
すでにモントリオールで監督賞を受賞しています。
面白い、よい映画だった。

良いといっても心温まる方向では決してない。

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真白き富士の嶺

真白き富士の嶺

huji.jpg監督:森永健次郎
出演:芦川いずみ、吉永小百合ほか
真白き富士の嶺(1963)(1963) - goo 映画

太宰治の「葉桜と魔笛」原作。白血病で長期入院していた妹が退院した。葉山の環境の中で、はしゃぎすぎではと心配されるほど元気にしている妹をみて姉は安心していた。ある日、入院中からずっと妹に謎の男からのラブレターが届いていたことを知り、胸乱される…


みずみずしい吉永小百合がまぶしい。この段階ではまだサナギ。美しい蝶になりましたね…!

あくまで善意の人で、心配するあまりに取った行動などは、はたからみると自己満足ではないのだろうか?と思える姉の行動や、わがままにも見える妹が実は深い悩みをかかえていたりなど、刻々と変わっていく状況の中での感情の機微が細やかである。原作未読。原作からそうなのかもしれない。なぜにここまで、女の気持ちがわかるんだろう。それだけ繊細で感じ取っていたということなのか。
どれもこれも「ああ、わかる」「そうなんだよね、通じないんだよね」など共感することしきり。まるで観るこちらの隣に寄り添ってくるかのようなスタンス。

告白の内容は早いうちから予測ついてしまうのですが、まさかボートの彼がああいうことになるとは、まったく考えていなかった。
最近では聴くことのないテルミンが懐かしいです。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

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