忍者ブログ

執行者

監督:チェ・ジンホ
出演:ユン・ゲサン、チェ・ジェヒョン、パク・イエナンほか
→allcinema「執行者」
日本劇場未公開
[あらすじ]
公務員に就職できたと喜ぶのもつかの間、配属先は刑務所。それも凶悪犯を収容している、死刑の執行も行う場所だった・・・


刑があるからにはそれを執行している人がいる。
観ようとしていなかった現実が日本でも確実にあります。
ある意味公務員になるくらいなので基本が真面目な人たち。
だからこそ執行を滞りなく行うために、滑稽ともみえる必死さがあるわけですが、そのストレスは澱のようにじわじわと積もっていって、体内から蝕んでいく・・

どうなんだろう、なんともずばりと一言で決めかねる。
ともかく目をそらしてはいけないことなのは確かだ。

拍手

PR

NO

監督:パブロ・ラライン
出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、アルフレド・カストロ、ルイス・ニェッコほか
→公式サイト「NO」
[あらすじ]1988年、南米チリ。長年のピノチェト独裁政権は世界から批判をうけ、その懐柔策として、ピノチェト政権を支持するか否かの国民投票を実施することに。政府の思惑は、投票は実施すれど、あくまで国際批判にたいしての体裁を整えるためだけ。投票に向けて、一応YES派とNO派それぞれのテレビCMを製作しはじめるが・・・
ビンテージカメラを使用した撮影で、実話ベースのフィクションではありますが、まるで記録フィルムを観ているかのようなテイストです。

それまでずっと独裁政権下での圧政、強制収容などがあったので、NO派のCMを作るのにもかなりの覚悟を要求されます。
そのうえで、『たかが』短いCMで国民の気持ちを獲得しなければならない。

広告マンの手腕が最大問われる仕事。失敗すればのち命はないかもしれません。
そのうえで撮ったCMは。

ここでCM内容言っちゃうとネタバレになるんで控えときますが、これが理想的な革命の在り方かもしれないね。

拍手

誰よりも狙われた男

監督:アントン・コルベイン
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、レイチェル・マクアダムス、ウィレム・デフォー、ロビン・ライトほか
→allcinema「だれよりも狙われた男」

[あらすじ]ドイツのハンブルク。イスラム過激派として国際指名手配されてる男が入国したと確認される。彼自身はテロとは無関係で亡命したいと主張。ドイツの諜報員バッハマンは、彼を密かに泳がせて、もっと大物を釣ろうと画策する・・・
難解と言われてるらしい、ガッチガチの社会派スパイ小説の大家、ル・カレの原作。
裏切りのサーカスに比べたらまだ分かりやすいとはいえ、最初にヨーロッパと中東の社会情勢とアメリカの関係もおさえておかないと、この話のなにが緊張感あふれるポイントなのかがつかめない。

息詰まるアクション!ギリギリの駆け引き!なーんて感じではなく、地味っちゃ地味。
そこがむしろ実際の諜報活動ってこうなんじゃない?と感じさせます。ホレ、探偵だって実際の業務は地味だって聞くしね。

絵面は地味ながら、その時その人はなんと言うか?だけで何か国かの命運が左右されるというのは凄い瞬間です。

主演のフィリップ・シーモア・ホフマンの遺作になりました。

拍手

アメリカン・スナイパー

監督:クリント・イーストウッド
出演:ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、ルーク・グライムス
Moviewalker→「アメリカン・スナイパー」

【あらすじ】イラク戦争において伝説となった特殊部隊の狙撃手、実在したクリスの伝記。
冒頭から緊迫した場面で息をするのも忘れてしまいそう。
伝説と言われた人物にも普通に家族もいて迷いもあるのは当然として。敵側のイラク側にも、戦ってるものが抱えている過去も家族も悲しみもちゃんと描かれている。

本国では、英雄視しすぎてるとか、プロパガンダ的だとの批評があったようですが。
私の観た限りでは特定な主張云々ではなくて、どう受け取るかを観客が考えてくれ、て作りだったと思います。あくまで対象人物を淡々と追って描いてる感じ。

これは見ておくべき映画じゃないかしら!
一般人の子供達も被害にあったりとシンドい場面もあり。
同じ人間同士で何故・・・とやるせない。
出口はどこにあるのか未だ見つからずですね・・・。
本当の敵は外なのか内なのか。

拍手

声をかくす人

監督:ロバート・レッドフォード
出演:ジェームズ・マカヴォイ、ロビン・ライト、ケヴィン・クラインほか
→allcinema「声をかくす人」


【あらすじ】リンカーン大統領が暗殺される。一味が投獄され、その首謀者として捕まったメアリー。彼女の弁護人に任命されるフレデリックは、当初乗り気ではなかったが、彼女と対面するうちに彼女の無罪を感じ・・


南北戦争が終結して間もなくのこと。北部の大統領が殺されたことで、犯人一味の南部の者たちへの風当たりはとてつもなく強い。

世論の流れにはたして正義は果たされるのか。

日本でも始まってからはや数年がたとうとしている裁判員制度のことを考えてしまいますね。
雰囲気や感情に流されることなく、冷静に事実を判断して、裁決をくだせるのか。
私には正直自信ないよ・・

拍手

リンク

 

プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

てくてくなみすけ

杉並区のマスコット

 

アクセス解析

 

ブログ内検索

 

バーコード

 

カレンダー

02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

 

カウンター

 

最新CM

 

最新TB

 

アクセス解析