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ストックホルムでワルツを

監督:ペール・フリー
出演:エッダ・マグナソン、スベリル・グドナソン、シェル・ベリィクヴィスト、ヴェラ・ヴィタリほか
→allcinema「ストックホルムでワルツを」

[あらすじ]スウェーデンのジャズ歌手、モニカ・ゼダールンドの伝記映画。歌手のエッダ・マグナソンが女優初挑戦でかつ歌も実際に歌っている。電話交換手のシングルマザー、モニカ。ジャズシンガーの成功を夢見るが、挫折を味わうことになり・・
伝記映画ではありますが、うまいことエピソードつないである感じで、無理なく流れるように進みます。タイトルで間違いそうだけどワルツじゃない。ジャズです。あくまで曲のタイトルが「ストックホルムでワルツを」なだけ。ちょいまぎらわしいですね。

えらいわがままな女とも見える時代もあるけれど、当時女は家にいて子供の面倒みてりゃいいんだ!て価値観の中で、自分の夢を追っていくには、わがままなくらいの我の強さが必要だったかもしれません。

しかし昔のアーティスト系にはよくあるけど、身を持ち崩していくと芸が磨かれてく感じがあるのはなんでなんでしょうね。

さて主演のエッダ・マグナソン。若いころのカトリーヌ・ドヌーブみたい。美女だ!それに加えて彼女の歌ってる全編のジャズの名曲たちが絶品。声がいいんだよ~。
ジャズ好きなら観ておいて損はないです。

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40歳問題

監督:中江裕司
出演:浜崎貴司、大沢伸一、桜井秀俊、スネオヘアー、洞口依子ほか
→allcinema「40歳問題」

[あらすじ]80年代のバンドブームを経た者たちは、いま40代。これまでの軌跡と今後の展望や不安など、リアルな40歳の声を収めたドキュメンタリー。
私自身の青春時代が、まさに出演してる方々とどんかぶりなので、共感と実感をもって鑑賞。
そしてこの感覚は、この時代に生まれたある特定期間の人たちだけなのか、それとも時代の人も40歳には同様に思ったんだろうか、と疑問もわく。

特定年代の人以外は観ても「ふーん」程度かもしれないなあ。

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監督:ミミ・レダー
出演:モーガン・フリーマン、アントニオ・バンデラス、ラダ・ミッチェルほか
→allcinema「ザ・エッグ~ロマノフの秘宝を追え~」


【あらすじ】引退を考えた大泥棒リプリー。最後の大仕事に、ロマノフの伝説のお宝を盗もうと決め、新たに相棒にガブリエルを迎える。順調に進んだと見えた計画にまさかの事態が・・


二転三転するどんでん返しで、誰が誰をだましてるのか、という展開が。
これ一番最後にもう一声欲しかった。そうしたら「やられた~」ともらしたかも。

ハイテク警備といいながら、なんだかルパン三世で観たようなパターンが続いて、目新しさはあまりない。

現代のロマンなんだろうなーロマノフの秘宝って。これ逆パターンで、海外の盗賊が日本の徳川埋蔵金を狙うって話もいつかできるんだろうか。

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ピアノマニア

監督:ロベルト・シビス
リリアン・フランク
出演:ピエール=ロラン・エマール
シュテファン・クニュップファー
ラン・ラン
ほか
→allcinema「ピアノマニア」
【あらすじ】有名なピアノの老舗ブランド、スタインウェイ社の調律師、シュテファン・クニュップファー。ピアノのソリスト、ピエール=ロラン・エマールが一年後に録音する曲のピアノの調律を頼まれる。一年間彼に密着したドキュメンタリー。


あんまりにも高次元になってしまうと、もはや交わされる言葉が宇宙語みたいで、観ていて素人はちんぷんかんぷん。
「チューバのような音のピアノ調律」ってどんなの?・・・
角のある音ってどんなの?・・・

言ってる内容はよくわからないけど、よくわからない注文を受けて、それを感じて理解して期待に応えるのには、観ていて張りつめてくる緊張感がある。
トップにいくほど、空気読める能力か、空気を作り出す能力か、どちらかが傑出していないとやっていけなさそう。

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さあ帰ろう、ペダルをこいで・・・

監督:ステファン・コマンダレフ
出演:ミキ・マノイロヴィッチ
マルロ・リューベック
フリスト・ムタフチェフほか
→allcinema[さあ帰ろう、ペダルをこいで]


【あらすじ】両親と故郷のブルガリアへ向かう途中、交通事故に遭ったアレックス。両親は事故で死んでしまう。彼自身は記憶を失い困惑。そこへブルガリアから祖父が迎えにやってくる。二人でブルガリアで待つ祖母のところへ、自転車で向かう旅が始まる。道中徐々に記憶を取り戻していく・・

正直ブルガリアはヨーグルトと琴欧洲くらいしか私の知識に無く。
元ソ連の共産党政権に振り回されていた時代があったとは、全く知りませんでした。

迎えにくる祖父がなかなかいい味を出しています。観ていくとどんどん愛すべきキャラなのが分かってきます。
そして当時は特に主義主張も持ってないけど善良な一市民が、時代の流れにこうも簡単に翻弄されてしまうのかと憤りも覚えます。

それでも今作の中では悲惨さはあまり前面に出ず、記憶を取り戻していくにつれて、自分自身と、関わるもろもろとのつながりからの誇りを見出していく。
バックギャモンのくだりは粋なもんです。
観終わった後爽やかなあたたかさに包まれました。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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