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牛の鈴音

usi.jpg監督:イ・チュンニョル
出演:チェ・ウォンギュン、イ・サムスンほか
牛の鈴音 - goo 映画

《あらすじ》 ドキュメンタリー作品。79歳のおじいさんと76歳のおばあさんは夫婦二人で農作業をして暮らしている。耕作牛もおばあさん牛。普通は15年くらいの寿命の牛がこの牛は40年も生きて働いてくれているが、さすがによぼよぼで限界も近い。子供たちはとっとと牛を売って隠居しろという。妻は牛のせいで苦労させられる、とっととうなくなればいい、と言う。若い牛も働かせるつもりで買ってきたが、妊娠してて働かせるわけにもいかず。そのくせ餌はおばあさん牛を押しのけてまで食べる。おじいさんも牛も何も言わないが…


なんだろうな。何か知らないが涙が出てくるよ。
ドキュメンタリーなのでこれといったストーリーもないのです。
ただ、自分の祖母や祖父の世代ってこんな感じで。愚痴も文句もたれたけど働かないって選択肢はないし働いてないと生きた心地もしないかのようで。苦労ばっかりしてね。この世代の苦労に比べりゃあ自分の世代の苦労なんて屁みたいなもんでやんす。

苦労はしたけど働いていることがアイデンティティみたいな感じで、だからこそ隠居しろと言われたって嬉しくない。牛も大変だけど要らないって言われるくらいならよぼよぼでも働いていたい生き物なのかもしれない。おじいさんと分かりあってる同士なんですね。

運命の日に夫婦の会話を聞いて牛が涙するとは。言葉がわかるのかなあ。なんとなく感じるのだろうか。
痩せて骨もわかる姿に胸がしめつけられるよ。

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はやぶさHAYABUSA

44bbf78d.jpeg監督:堤幸彦
出演:西田敏行、竹内結子、佐野史郎ほか
10月1日より公開→公式サイト「はやぶさHAYABUSA」

≪あらすじ≫ 7年の歳月を経て、小惑星探査のミッションを完了して2010年に地球に戻ってきた探査機・はやぶさ。そのプロジェクトに関わった人々の軌跡を描く。


昨年日本に感動を呼んだ惑星探査機はやぶさ。プラネタリウムでも全編CGのはやぶさ物語が上映されましたが、この作品はそれとは別のものです。

プロジェクトに携わった人々のそれまでの経緯もふりかえりつつ、細かくはやぶさについて知ることができます。
微妙に佐野史郎が実際の川口教授に似ているのがたまらんです。
どうしてもネットの動画「こんなこともあろうかと!」を思い出してしまう。

はやぶさ関連の映画はこの作品を入れて3本作られるはず。見比べるのも面白そうです。

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ライフ

life.jpg監督・脚本:マイケル・ガントン、マーサ・ホームズ
撮影:BBC Earth
公開中→「ライフ」公式サイト

≪内容≫ 制作6年、費用35億円。世界の動物の命をめぐる営みをとらえたドキュメンタリー。


まず映像の高画質度合いがものすごい。ゴリラの毛の一本一本まで認識できそう。クッキリしすぎて、逆にシュールレアリズムの絵画を観るような錯覚まで引き起こす。
さらにはいったいどうやって撮影してるのかと疑問なアングル。バシリスクの水上を走る姿を水中からって、いったいどうやって?
とにかくこの高画質と高音質は映画館で観る価値ありです。風速30Mの音なんて想像だけではとてもおっつかない。

初めて観る生態も多く、ヤシを石で割るプロの猿はすでに無口な職人のような風格まで漂っていて面白い。絶壁を逃げる小鹿も初めてのくせに挑戦的な威嚇をしたり。
ただどれにも言えることは当然ですが必死に生きて次の世代の命をつないでいこうとしてるってこと。自分も含め、草食な人間は、生物としての姿勢はどうなんだろう…。

もし自分が動物だったらと想像して、逃げ足が遅いのであっというまに餌食だろうとは思ったんですが。それでもコモドオオトカゲに狙われるのは嫌だな。すごくいやだな!せめてひとおもいにやってほしい。

しかし関根勤とタモリのせいで鳥の求愛ダンスが冷静に観られなくなりました。思い出して吹きだしてしまう。どうしてくれる(笑)!

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ゲキ×シネ 薔薇とサムライ


劇団新幹線RXの舞台公演をスクリーンで上映。
ゲキ×シネ形式。
公式サイト→「薔薇とサムライ」

脚本:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:古田新太、天海祐希、浦井健治、山本太郎、神田沙也加、森奈みはる、ほか

《あらすじ》 女海賊アンヌは義賊。彼女の下で働く用心棒石川五右衛門は日本からの流れ者。突然アンヌは城に連れて行かれ、王家の娘だと告げられる。戸惑ってる所に、海賊仲間から「アンヌを城から盗み出して」と頼まれた五右衛門も現れるが、事態は思わぬ方向へ…


観る前からわかってることだけど。今さらですが。
天海祐希かっこいいんだってばさーーー!!!
宝塚の「清く正しく美しく」に加えて「強く」もある最強の布陣。
なんていうんだろうなあ。舞台の中央に立つべき人って本当にいるもんなんだなあ…。
踊りも歌もできるんだからスクリーンなんて2Dで済ますのはもったいないわ。

さて。かなりぶっとんだ破天荒な内容でありながら、ものすっごい力技でラストまで持って行くスピード感がたまらない。笑えるしスカッとするし。愉快痛快とはこのことですね♪
悪役の高田聖子さんの素敵さったらたまりません。

「五右衛門ロック」で古田新太主演舞台で、「バラサム」もそうなので、もしやしばらくは五右衛門シリーズで毎年公演してくれるのかな?だと嬉しいです。

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3575170d.jpeg監督:チャールズ・ファーガソン
出演:多数
公開中。アカデミー長編ドキュメンタリー受賞
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 - goo 映画

《あらすじ》 2008年のリーマン・ブラザーズ破綻。それをきっかけに浮き彫りになり、世界を巻き込む不況へと転げ落ちていくアメリカ。その原因やからくりを、記録映像とインタビューで浮かび上がらせる。


当初日本公開は未定だったそうです。観られたのは配給さんが頑張ってくれたのだと思います。パンフレットが無いのは残念だったけど。いろいろさわりがありそうだからな~、たしかに。

さて。複雑そうにみえる金融の仕組みをわかりやすく……ない。私の頭ではすぐに理解できません!
全5部形式で、世界恐慌からの流れを受けて、規制緩和からサブプライムローン、リーマンの倒産と現状などをみせてくれます。不況を後押しした学者の責任にまでもせまっているせいか、とにかくペースが早い早い。各部の途中で休憩挟んでほしい。その休憩中に池上彰さんにわかりやすく説明をしてほしいくらいでした。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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