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御用金

監督:五社英雄
出演:仲代達也、中村錦之助、丹波哲郎、
司陽子、浅丘ルリ子ほか
→allcinema「御用金」

【あらすじ】ある漁村で村民が姿を消す神隠しが発生。じつはそれは、財政難にあえいだ鯖江藩が、たまたま難破した幕府の船に積んであった御用金を横領するために、村民たちを皆殺しにしたのだった・・

フジテレビが映画を作った、その第一弾だったそうで。
気合いが入ってます。
豪華メンバーがずらり。
仲代達也と中村錦之助が、成り行きとはいえ背中をあわせての相棒立ち回りってのは嬉しい限り。

やたらと暗くも重くもなりすぎず、ほどよくエンタメで楽しい。
時代劇見慣れてる方であれば、懐かしい大仰さに嬉しくなります。
110分くらいから、突然地域風俗ミュージカル?てなことが始まって、それがけっこう長い。
なぜだ・・・???

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清州会議

監督:三谷幸喜
出演:大泉洋、役所広司、小日向文世ほか
→映画.com「清州会議」
【あらすじ】本能寺の変で信長が死んだあと。いったい信長のあとをついで天下を動かしていくのは誰になるのか、世の中を揺るがす会議が始まろうとしていた・・

秀吉、柴田勝家、徳川家康、が腹の探り合いや駆け引きでもって、会議をどう自分の思い通りに進めていくのか。
水面下の気持ちの戦が激しく火花を散らす。

はずなんですが、コミカルな作りなので時代劇苦手な人にも見やすい。
場所が定点に近いので、これならむしろ映像より舞台のほうが良さそうな気がしました。

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必死剣 鳥刺し

hissikenn.jpg監督:平山秀幸
出演:豊川悦司、池脇千鶴、吉川晃司ほか
→allconema「必死剣 鳥刺し」

≪あらすじ≫ 江戸時代、東北の小藩。宴席で、突然殿の側室を殺害した近習頭取の三左衛門。そこに至るまでには、殿が側室に骨抜きにされて領民を顧みず、姻戚筋の話も聞く耳持たず圧政を敷くようになっていたからだ。斬首もやむなしと覚悟を決めた三左衛門。唯一の心残りは面倒を見ている義理の姪=里尾だった。しかし予想外に刑は軽く、その上出世の道まで。それには裏があったのだが・・・


藤沢周平原作。
こころなしか藤沢周平原作だと力の入り具合が違う気がします。
殺陣の場面は生生しいくらいで。短いのを選択したときにさすがだわ!と思いました。
けっこう残酷だからR指定ついてるやも。

一言でいったら悪徳上司にいいように駒に使われて一生を棒に振ってしまった話。というと身もふたもない。

サラリーマン的侍だったとはいえ、どう考えてもごくつぶしのろくでもない上司=殿より、敵対する別家のほうがついていきたいリーダーだ。
でも侍らしい侍だったばかりに、システムに逆らうこともなく、腹黒上司=中老の思うが儘に動かされてしまった。
悲哀といえばそうなんだけど、自分の頭で考えて、はめられてる、と疑ったりはしなかったのかい・・・?
そんな考え自体が平成なのかもしれませんね。

妻を亡くしてから死に場所ばかりを探していた三左衛門だったが、はたして里尾はそんなかれに唯一ともった現世への未練だったのか、それとも覚悟を決めたからこその情けだったのか、どっちなのかははっきりわからない。

うん、でも、どんなにすごい必殺剣だと言われても、まあ人間がやるものだから・・・「え、これ?」と思ってしまうけどそこは仕方ないですよね。
たしかにこの必殺剣はそうそう出せない。

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王になった男

a8c4d440.png監督:チュ・チャンミン
出演:イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョンジュ、キム・イングォン、ほか
公式サイト→「王になった男」

≪あらすじ≫ 朝鮮王朝15代の光海君。彼は日々反対勢力に命を狙われて神経をすり減らしていた。王がひそかに出した指令は影武者を立てろというもの。売春宿で道化師をしているハソンに白羽の矢が立ち、その矢先に王は暗殺計画に倒れ、王の回復まで急遽ハソンが王として振る舞わねばならなくなる。当初はあまりの環境の違いに戸惑っていたハソンだが、いつしか民を思う国父としての感情が芽生え・・・

まず一言感想言うと、とても面白かった!
映画前半はけっこうどぎつい下ネタだのピーだのと、下品なネタが続く。それも教養のない下層級の民ハソンを描くためだろうとは思うのですが、微妙に引く程度にはきつい下品さ。

しかしこれが、中盤からは(韓流ラブかよと鼻で笑う方もいるかもしれませんが)王妃に一目ぼれしたことにより、徐々に政治や正義に目覚めていく。きっかけとして好きな女性にいいとこ見せたいから!て身近な理由てのもナチュラル。
 

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武士の家計簿

busi.png監督:森田芳光
出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂恵子ほか
武士の家計簿 - goo 映画


≪あらすじ≫ 江戸時代後期。代々加賀藩の会計職についていた猪山家。8代目の直之の生涯を主に描く。そろばんバカとあだ名されるほどの直之は、家計も藩の財政も火の車なのを知り強硬な手段にでて借金の返済をはかる。そのかいもあって、持ち直してくるのだが、直之の長男は算術ばかりを重くみてるかのような父に次第に反発していく・・・


江戸時代加賀藩に在籍していた、実在の猪山家の帳簿をもとに製作されたものだそう。
面白かった。
派手さはないけれどもなんだかじんとする映画でした。
いつの時代も「自分はこれ」といえるものを持ってる人は迷いがない。
この場合は単にそろばんだっただけで特別なケチでもなく、いたって普通の人たちだ。





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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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