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壬生義士伝

mibu.png監督:滝田洋二郎
出演:中井貴一、佐藤浩市、三宅裕司ほか
壬生義士伝 - goo 映画

≪あらすじ≫ 幕末、新撰組に籍を置いていた元南部藩士の吉原。同時期を生きた同僚、または地元の友人の息子が吉原という人物を振り返る。そこには侍にはあるまじき執着と、誰よりも侍らしい矜持があった・・・・


原作を読み終わったばかりで、かなり壬生義士伝にはまりまくっており、その勢いで鑑賞。
二枚目だけどひょろうと細く強く、でも小汚い。というと難しそうだと考えていたのですが、いや~、見てみたら中井貴一素晴らしかった!どんなに汚い恰好していても崩れない気品。あれはいったいどこからくるのでしょう。

卑屈に見えてもおかしくない場面であってもいやらしくなく、葛藤があるのだなと感じさせる。
もしこれってリメイクされても次に吉原役演じる方プレッシャーだなあ・・・!

原作は文庫の上下巻なので、どうしても二時間に収めるのは厳しいところはある。だから原作とは多少違う点があります。
終わり方は原作のが好きです。

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どら平太

監督:市川崑
出演:役所広司、浅野ゆう子、菅原文太、片岡鶴太郎ほか
どら平太 - goo 映画

≪あらすじ≫ とある藩。新しく赴任してきた町奉行は就任前から遊び人と評判の人物。実は彼は藩にはびこる悪の芽を摘むためにやってきたスーパー奉行・・!

痛快時代劇。
山本周五郎原作を、黒澤明、木下恵介、市川崑、小林正樹の4人が共同で脚本を執筆。しばし実現しないまま眠っていた企画を、市川崑が映像化。

遊び人は世をしのぶ仮の姿。実は・・・!なものって気持ちいいパターンですね。
悪の巣窟とされるところの親分3人衆が意外と素直ないいやつらだったなあ。

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十一人の侍

samurai.jpg監督:工藤栄一
出演:夏八木勲、里見浩太郎、有川正治、西村晃ほか
十一人の侍 - goo 映画

≪あらすじ≫ 将軍の実弟、齊厚に理不尽に藩主を殺されてしまった忍藩。幕府に届けるもお家取りつぶしの危機に、齊厚の暗殺をはかる忍藩の藩士たち。


大体の話の流れは忠臣蔵と似てるかも。
後に水戸黄門の黄門さまになる役者さんが2人出演されてます。
たしか七人の侍の流れを受けて、時代劇が娯楽よりもリアル・ハード路線に行き始めたあたりの作品。
ラストの襲撃の場面などは七人の侍をほうふつとしつつ張るくらいの壮絶さ。

リアル・ハード寄りなだけに血がどくどくとか、スプラッタ苦手な身としてはちょっときつい場面もありました。
でもきっと現代では撮るのが難しい大名行列!靄の中から騎馬行列が街道に浮かびあがってくる場面があるんですが、今ならCGにしちゃうであろうところをこの当時はリアル騎馬。徐々に蹄の音が近づいて高くなってくるのを映画館で観てたら鳥肌もんではないでしょうか。撮影現場に居合わせてみたかったな…。

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ooedo.jpg作・演出:宮藤官九郎
出演:市川染五郎、中村七之助、中村勘太郎、坂東彌十郎ほか
公開中→公式サイト「シネマ歌舞伎 大江戸りびんぐでっど」

《あらすじ》 『くさや』の汁で何故だか死人が生き返ってしまい、ゾンビで江戸中が大騒ぎ。どうにかゾンビと人間の共存をはかろうと知恵を働かせるくさや職人だったが…


ゲキシネとして近年舞台を映画のスクリーンで観ることができるようになりました。
今回初めて体験。ドキュメンタリー?というにはお芝居自体の内容はファンタジーで味わったことのない距離感が新鮮でした。

さて、その舞台。
クドカンはホントにすごいよね…!

そりゃ伝統的な歌舞伎にこだわる方は納得できないとこもあるかとは思いますが。
でも歌舞伎ってけっこうお話のあらすじガッタガタでも見せ場が決まればイイとか、スターがでて華々しく気分盛り上げてくれたらいい♪そんなものも多いし。特に町人の世話物は身近で楽しいもので。
大らか~な娯楽心が核にあると勝手に解釈しとりまして、クドカンは見事にそんな魂をおさえてる!と感じました。

すっぽんの使い方も効いてるし。いきなり群舞だって役者さんの年を考えると心配になるくらい激しく踊ってる。殺しの美学もおさえてある。何より城好きスター三津五郎のアホアホ演技に惚れそうです。
楽しかった!
ああ…才能ある人ってホント素晴らしい。
できれば生で歌舞伎座の舞台で観たかったな。また新作どんどん作ってくれないかなあ♪

ところで七之助さんの女形姿と天海祐希さん似てませんか?角度によってすごく。



 

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花のあと

hananoato.jpg監督:中西健二
出演:北川景子、甲本雅裕、市川亀治郎、宮尾俊太郎ほか
花のあと - goo 映画

《あらすじ》 江戸時代、東北にある小さな藩で、剣術道場の娘=以登は男顔負けの腕をもってると評判だった。以登には婚約者がいるが食い意地ばかり張っている相手にほとんど関心が持てず。藩随一の剣士=江口と一度だけ試合をしたのが忘れられない。その江口が江戸へ藩命で向かうことになるが、江口の許嫁と藩の重臣が逢引してることを知った以登は…


藤沢周平原作の時代劇。ヒーローにあたる剣士をバレエダンサーが演じるなど異色。主演の北川さんは半年剣の稽古をしたそうで、難しい殺陣も頑張ってます。
ん~、でもどうしても現代の顔なんだなあ…。

悪役の市川亀治郎と、許嫁の甲本雅裕が特に良いです。
亀治郎のまばたきのしなさ加減が…蛇のようで悪役にばっちり!歌舞伎役者さんの悪役は実にええねえ♪


 

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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