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青い鳥

aoitori.jpg監督:中西健二
出演:阿部寛、本郷奏多、太賀ほか
青い鳥(2008) - goo 映画

《あらすじ》 中学校二年生のクラスに、臨時教員がやってくる。吃音でしゃべるのは上手くないが、彼の存在は生徒たちの心をかき乱す。その教員が毎朝一番に挨拶するのは、自殺未遂をおこして転校した生徒の席だからだ。自殺未遂の原因はいじめだった…


いじめをめぐって答えもはっきり出てないし、救いとも言い切れるかどうか。しかし重要な問いかけを観てるものに投げかける。
扱ってる問題がいじめなだけに、観終わってスッキリしない。でも観て後悔はしない。後味は不思議と悪くない。
集団と1って以前に、きちんと一対一で話を聞こうとしてるかどうかが、まず大事な出発点なんですね。

自分が学生の頃と様変わりしてるだろうけど、今も昔もずうっといじめはある。無くならないと思う。幼稚園児でもイジメするし。少人数だってするし。大人だろうがなんだろうが、やる人はやる。
だからって諦めたら何も変わらんですね。
私に子供がいないので離れた視点で言ってるけど。お子さんのいる人にとっては不安なことだろう。

ちなみに。先天的か後天性かわからないけど、いじめっ子の脳には人の苦しみを見て喜ぶ回路があるかもしれないんだって(ナショジオ)
ただしその回路が成長とともに強化されなければいいんだよね。回路発動をおさえるにはどういう教育や体験が有効なんだろうな…。


 

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チェンジリング

tyennjirinngu.jpg監督:クリント・イーストウッド
出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ガトリン・グリフィスほか
チェンジリング(2008) - goo 映画

《あらすじ》 1928年、ロサンゼルス。シングルマザーのクリスは9歳の息子と幸せに暮らしていた。ところがある日息子のウォルターが姿を消し、半年後警察から知らせを受けて迎えに行ったクリスが目にしたのは、息子とは別人の少年だった。別人と主張しても取り上げてもらえず、クリスは息子のために行動をおこすのだが…


公開当時見た人から「だれも救われない話」と聞いてはいたものの。
これ子供いる人がみたら辛すぎるよ…。

警察の横暴さを暴くのがだんだん争点になっていきますが、この横暴さが凄すぎてむしろ吹きだしてしまう。さすがに混乱してても実の息子を間違えるってことはないでしょうよ。
おまけに心理的ショックで身長が7センチ縮むこともあるといいだす!
強気すぎるぜ。どうかしてるぜ!ギャグだ。

しかし実話に基づいてるというのだから恐ろしい。

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大統領の陰謀

daitouryou.jpg監督:アラン・J・パクラ
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジャック・ウォーデン、マーティン・バルサム、ハル・ホルブルック、ジェーソン・ロバーツほか
大統領の陰謀(1976) - goo 映画

《あらすじ》 アメリカの新聞・ワシントン・ポストの記者であるウッドワードとバーンスタインは、ちゃちなコソ泥事件と思われた案件の裏に大きな陰謀が隠れてることを嗅ぎつける…。実際にニクソン大統領が失脚することになった「ウォーターゲート事件」を描く。アカデミー4部門受賞作品。

実際のワシントン・ポストの記者の手記から作られた映画だそうだ。
ウォーターゲート事件とは(→詳しくはこちら。ウィキペディア)、ニクソン(共和党)政権が、野党である民主党本部のビル=ウォーターゲートビルに盗聴器を仕掛けたとされる。

次々人物名や組織が関わってくるのが判明して観ているほうも追っていくのが大変。観終わった後はあまりの重量感に放心状態。陰謀の規模が一つの新聞社程度でたちうちできるレベルじゃないよ~。ひええ。
 

 

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ハート・ロッカー

ha-to.jpg監督:キャスリン・ビグロー
出演:ジェレミー・レナー、アンソニー・マッキー、ブライアン・ジェラティ、レイフ・ファインズ、ガイ・ピアースほか
公開中→ハート・ロッカー公式サイト

《あらすじ》 2004年.。イラクに駐留している米軍の爆発処理班、ブラボー中隊は任務明けまであとひと月ちょっと。班長の死によって新しく着任した男は、天才的な爆弾処理の腕をもっていた。しかし暴走しがちな男に、班の隊員達は畏敬と腹立ちをおさえきれない…
アカデミー賞受賞作品。


映画の冒頭から緊迫感。息をどこでついたらいいのかわからないくらいだ。いつどのタイミングで爆発するかもわからない。いつどこから狙撃されるかもわからない。テロが遠隔操作をするかもしれない。話しかけてくる現地の人もみんなテロリストかもしれない。


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戦場でワルツを

warutu.jpg公開中 戦場でワルツを 公式サイト

監督:アリ・フォルマン

《あらすじ》  イスラエル。二十数年ぶりに会った友人に、レバノン侵攻時の話をされた主人公=アリは、自身も19歳で参戦していたはずなのにまったく記憶が無いことに気づく。フラッシュバックのように記憶が湧き上がってくる瞬間もあるが、自分が何をしていたのか、何があったのかははっきりしない。映画監督でもある彼は自分の記憶を探す旅に出る。たどり着いた真実は…。R-12。


2008年のアカデミー賞で、日本の「おくりびと」と最後まで外国語映画賞を競った作品。
ドキュメンタリーでありながらアニメーションの手法をとり、描かれてることは恐ろしく重いのに、作風はあくまでポップで自嘲的。異色作。強烈な印象を残すが、だからこそアカデミー外国語賞逃がしたのかもとも思ってしまう。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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