忍者ブログ

斬る

kiru.jpg監督:岡本喜八
出演:仲代達也、高橋悦史、中村敦夫、久保明ほか
斬る(1968)(1968) - goo 映画

《あらすじ》 江戸時代。とある宿場町に二人の男がやってくる。元武士と元農民。その宿場で、悪評高い筆頭家老が青年武士団に暗殺される。武士団を討つかのように装って、次席家老は次の実権を握ることを画策。武士団はそのことを江戸屋敷にいる藩主に伝えようと考えるも、山の頂にある小屋に閉じこもったまま身動きが取れない。二人の謎の男はその二つの勢力にはさまれ…


文句なしに面白い!
仲代達也演じる元武士が、この男は次に何するつもりなんだろうとワクワクさせます。武士団が7人であること、元農民が武士にあこがれてること、浪人がかき回すことから、黒澤明の「七人の侍」「椿三十郎」を彷彿としますが、とりあえず「椿~」とこの作品の原作「砦山の十七日」が同じ山本周五郎だから当然かもしれません。

拍手

PR

つづきはこちら

パピヨン

papiyon.jpg監督:フランクリン・J・シャフナー
出演:スティーブ・マックィーン、ダスティン・ホフマンほか
パピヨン(1973) - goo 映画

《あらすじ》世界大戦前のこと。 胸に蝶の入れ墨をしていることからパピヨンと呼ばれている男が、無実の罪を着せられて、南米ギアナの獄へ送られる。そこへ行けば一年もしないうちに死んでしまうだろうと言われる劣悪な環境の中、パピヨンは何度か脱獄を試みるのだが…


事実に基づいた物語。
獄内で仲良くなった男=偽札造りのドガは、何かにつけてお金を出しては便宜を図ってくれるのだが、そのことが看守にばれてパピヨンは独房でもより重罰を与えられる。金を出してるものの名前を吐けと迫られても、パピヨンは決してドガの名前をもらさない。男の厚い友情にこちらも涙が滲んでくる。

拍手

つづきはこちら

百年恋歌

hyaku.jpg監督:候孝賢(ホウ・シャオ・シェン)
出演:舒淇(スー・チー)、張震(チャン・チェン)ほか
百年恋歌(2005) - goo 映画


《あらすじ》 三話オムニバス。①1966年、兵役の青年とビリヤード場の娘の恋。
②1911年、外交官と芸妓の恋。
③2005年、それぞれ相手のいる男女の恋。
三話とも、主要二人はスー・チーとチャン・チェンが演じている。


光の魔術師。勝手にそう呼ばせていただく。
世界的に有名な監督にたいして何さまやねん。

部屋に差し込む光、ランプの光、はたまた都会の光。光で人物たちの感情までが写し出されてしまっている。だけでなく、観ているこちら側の中にある、何かを掘り起こしてしまう感覚。
CMで「恋は遠い日の花火ではない」というコピーがありました。それからイメージされるものとか、あるいは晩夏の昼寝とか。どうにもボキャブラリーが貧困で表現できないが、もやっと言葉では言い尽くせない感じを、この映画は引っ張り出してくるのです。





 

拍手

つづきはこちら

ロバと王女

roba.jpg監督:ジャック・ドウミー
出演:カトリーヌ・ドヌーブ、ジャック・ペラン、ジャン・マレーほか
ロバと王女(1970) - goo 映画

《あらすじ》 王妃が死んだ。残された王と、王女。王は美しく成長した娘を妻に迎えようとする。王女は妖精の力を借りて逃げ、本当の恋を見つけにいくのだった…


昔からのおとぎ話の映画化。
世界観そのままに幻想的で美しい映像が繰り広げられます。
しかし何よりも美しいのは主演のカトリーヌ・ドヌーブ!目がくらみそうだ。眩しすぎる。

王妃、王女の二役をドヌーブが、王と王子の二役をジャック・ペランが演じています。近親相姦の匂いの展開陛下と王子が同一ってなんとも微妙な気分が。わざとなのかなあ。
ともかくゴールデンメンバーでの映画はゴウジャスだ。

拍手

曽根崎心中

sonezaki.jpg監督:増村保造
出演:梶芽衣子、宇崎竜堂、井川比佐志、左幸子ほか
曽根崎心中(1978) - goo 映画

《あらすじ》 醤油屋の手代、徳兵衛。遊女のおはつと言い交わしてるのだが、それに反対する店の主人からあるいきさつで金を一時預かる形になる。約束の日に絶対返さねばならない。しかし親友が金に困ってるのをみかねて、主人に返す金を渡してしまう。その親友は…


これは。いったい。
独特なワールド。

お話は曽根崎心中なんだけれど、セリフの節回しが不思議で、そのせいか異質な空気が漂っている。全員そうだからこれは演出なんだろう。
増村監督のは他に一作しか観たことないので、この監督さんの特徴かどうかもわからないですが。
むせびなくエレキが時代を感じます。

拍手

つづきはこちら

リンク

 

プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

てくてくなみすけ

杉並区のマスコット

 

アクセス解析

 

ブログ内検索

 

バーコード

 

カレンダー

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

 

カウンター

 

最新CM

 

最新TB

 

アクセス解析