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吉原炎上


監督:五社英雄
出演:名取裕子、かたせ梨乃、西川峰子ほか
allcinema→「吉原炎上」

≪あらすじ≫ 遊郭に売られてきたものの、嫌で逃げ出した娘。その時に知り合った大店の若旦那が太い客について、吉原での地位を着実にかけあがっていく。いつしか彼女は別人のようになり・・・


初見はいつだったか忘れましたが。
とにかく強烈で忘れられない映画でした。

今見ると、名取裕子もうっとりするくらい綺麗だし。やはりかたせ梨乃はボンバーで、極道の妻たちへつながる感じがありありなんですが。

なにより西川峰子の衝撃が・・・!
本来西川峰子は民謡歌手なので、当時映画に出て、さらに衝撃的な役だってので話題になってた記憶があります。

古さとどぎつさは確かにあるけれど、画面に出てるとつい観てしまう強い牽引力がある。
気が向かれたら是非どぞ。

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監督:阪本順治
出演:藤山直美、中村勘九郎、豊川悦司、佐藤浩市ほか
 allcinema→「顔」
 
≪あらすじ≫ 中年になっても半引きこもりのような状態の吉村正子。容姿も性格も正反対の妹にバカにされている。そんな中母親が急死して二人だけの家族に。妹を殺して逃亡生活を始める正子だったが、その逃亡生活は。。。


面白かった!
内容は暗いんですけども、暗すぎるときこそ妙にコメディのように笑えるというか、そんな空気感がありまして。
そこは主演の藤山直美の魅力によるところが大きそうです。

悲壮感漂いそうかなと思いきや、むしろ逃亡することによって、嫌でも自分で道を切り開かねばならなくって正子にどんどん自信が生まれていくという、予想とは違う方向へ。
ラストに至ってはあっぱれで、拍手したいくらいでした。

実際に13年逃亡してた福田和子の事件が下敷きなのかもしれませんが、こういう映画になるとはなあ。
そうかーそうきたかーすごいなああ。

暗くて少しエグイので人によって好き嫌いが分かれそうです。

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その夜の侍


監督:赤堀雅秋
出演:堺雅人、山田孝之、綾野剛、谷村美月ほか
 公式サイト→「その夜の侍」

≪あらすじ≫ 町工場を営む中村。ある日妻をひき逃げされてから、生きながら死んでる日々。一方ひき逃げ犯の木島は出所後も自堕落な日々を送っている。木島のもとに『お前を殺して俺も死ぬ』と脅迫状が届くのだが、指定された日付は中村の妻の命日で・・・


なんでタイトルが侍なんだろう。
仇討ちってことなのかな?
いや~歌の入るタイミングが何とも言えず絶妙でたまらんです。
また選曲もとぼけてる感がますます物悲しくて。

ところで、現実の凶悪なニュースなどでも被害者は恐怖から逃げられなくなるのかもしれないと想像するんですが、最終的には犯人グループは仲間同士に向かうケースに発展したりするじゃない。
犯行仲間って、どうして嫌なのにつるむのかなあと考えていたんです。

この映画で言ってるみたいに寂しいから?
怖いから?
あるいは子供みたいな庇護を求める気持ちから?
言われることをやるって、文句はもらしても結局楽だもんな。。。

犯人と向き合った時の中村の言葉が、いかに日常に飢えてたかがはっきりして悲しすぎるね。。。

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大統領の料理人


監督:クリスチャン・ヴァンサン
出演:カトリーヌ・フロ、ジャン・ドルメッソン、イボリット・ドメルゾンほか
 映画公式サイト→「大統領の料理人」
 
≪あらすじ≫ 片田舎で自分のこだわりの食材を作っていた料理人。彼女は突然大統領専任の料理人に抜擢される。しかし大統領の好みも教えてもらえず、もともといたシェフたちは意地悪。そんななかで、彼女は自分の信じる美味しい料理を提供していくのだが。。


そうですねー御馳走も毎日食べると飽きちゃうもんね。
御馳走ってだいたい油多めでコッテリしてるもんが多いし。
料理を通じて、大統領といつのまにか友情がはぐくまれていくのは
なんだかフランスだなあって思いまして
妙な感心しました。

思ってたより映画もあっさりしてました。

料理に造詣の深い人はもっと楽しめる気がする。
私は出てくる料理の名前にいちいち「?」「?」だったので満喫できてないかも・・。

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ボーイズ・ドント・クライ


監督:キンバリー・ピアーズ
出演:ヒラリー・スワンク、クロエ・セヴィニーほか
allcinema⇒「ボーイズ・ドント・クライ」

≪あらすじ≫ 性同一障害のティーナは、女の格好を捨て、男として出かける。その先で心から愛する女性と、友人たちを得た…はずだった。実話をもとにした作品。


どうしていいかわからない。
最初から悲劇に向かう雰囲気は感じてたけどここまでとは・・・。
悲しいを通り越して、呪いたいくらいの憤りを抱えてしまって、自分の中で消化できるかわからない。

いったい彼(彼女)はあれほどの目に遭わなきゃならないほどの罪をいつおかしたってんだ?
犬猫じゃないんだぞ!人間だぞ!?

何日か前まで友人と思ってた相手になぜあんなことができるんだ。
友人への信頼も裏切られ、尊厳も踏みにじられて、さらにそれは彼(彼女)がなりたくてやまない男のしわざで。もう何重に傷つけられたのかわからない・・・

救いがないわけじゃないけど。
でもしばらく立ち直れない。
おまけにこれ実話。

いや、でもね、私は偏見を抱きやすいタチだと自覚しているし、例えばいつ自分が加害者側か被害者側に回るかもわからない。だからこそこういう映画は見なければ。辛いけど。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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