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クライング・ゲーム

crying.jpg監督:ニール・ジョーダン
出演:スティーブン・レイ、ジェイ・デヴィッドソン、ミランダ・リチャードソンほか
クライング・ゲーム - goo 映画

≪あらすじ≫IRA(アイルランド共和国軍=アイルランド独立運動の組織)はイギリス軍に捕まってる仲間を開放する取引のため、ジョディを誘拐、監禁する。ジョディの監視にあたったのがファーガスだ。ファーガスとジョディの間にはいつしか友情が芽生えるが…


あらすじで書いてるのはほんのさわり。
この後の展開はネタばれになっていってしまうので書けません。
とにかく観ていて「ええ?!そうなるの?」とびっくりすることが何度か訪れる。
少しでも観る気が生まれたら、予備知識は入れないで観てください。

とはいってもむやみやたらとどんでん返しを楽しむ内容ではなく、切なく哀しい純粋な愛のお話なのです。
文学的。名作…。
使われてる選曲が素晴らしくて、内容にちょうど沿った歌詞。
すべてを一度観終わって、二度目以降観るときは冒頭の曲で涙ぐんでしまうかもしれない。

悲劇なんだけどラストが未来への展望を感じさせる明るさがあります。

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ジャスト・マリッジ

just.jpg監督:ショーン・レヴィ
出演:アシュトン・カッチャー、ブリタニー・マーフィ、クリスチャン・ケインほか

《あらすじ》 金持ちの娘としがないDJが一目ぼれ。スピード婚をあげるが、新婚旅行に行った先で次つぎ巻き起こるアクシデントに段々仲は険悪になり手…


かなりライトなラブコメ。ラストシーンのその後を想像して、いやあ、やっぱり長続きしなさそうじゃね?と思ってしまうのは、私が薄汚れてしまったからか。

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幸せになるための27のドレス

dress.jpg監督:アン・フレッチャー
出演:キャサリン・ハイグル、ジェームズ・マースデン、マリン・アッカーマンほか
幸せになるための27のドレス - goo 映画

《あらすじ》ジェーンは結婚式の花嫁付添人をやるのが大好きな女性。新聞の毎週の結婚記事を読んでは、自分の結婚式への夢を膨らませる日々。職場の上司に何年も片想いしているが、ある日やってきたジェーンの妹に上司はくぎづけ。落ち込んでるところに出会った男は結婚全否定のいやな男。実はその男=ケビンは毎週彼女が読んでる記事を書いてるライターで、他人の結婚式に情熱を燃やすジェーンを面白おかしく取り上げて記事にしようともくろんでいた…

ライトなラブコメディ。
最後絶対ハッピーエンドにおさまるとわかっていながら安心して観れて、やっぱり気分いい。
まさに少女漫画を地で行く内容で勉強になりました。
お人よしで不器用でさえない女の子が、見出されて幸せになるって図式は世界共通ドリームなのですね。
少女漫画なら、たとえそう思ってても踏みとどまるよね、てラインをやりきってしまうあたり面白かった。

実写で見ると主人公ジェーンは確かに可愛らしいとこのある女性だが地味だ。良妻賢母になりそうなんで「ウチの息子の嫁に」と言われそうなタイプ。そして残念ながらそんなタイプは若いうちはあまりモテナイんだろうなあ~。

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誰がために鐘は鳴る

tagatameni.jpg監督:サム・ウッド
出演:ゲイリー・クーパー、イングリッド・バーグマン、エイキム・タミロフほか
誰が為に鐘は鳴る(1943) - goo 映画

《あらすじ》 1937年スペイン。内戦に明け暮れるスペインへ義勇軍で参加したアメリカ人の教授は、鉄道の橋を爆破する任務のために、左派で活動するジプシーたちと合流する。そこで知り合ったマリアと運命的な恋に落ちるが、作戦の遂行が思うように進みにくそうで、さらに作戦の意味自体もあやしくなってきた。しかし決行の日取りは着々と近付き…


映画「カサブランカ」で美しい~姿をみせていたイングリッド・バーグマンがベリーショートのヘアスタイルで中性的な美しさを画面にまんべんなく輝かせています。
なんやら複雑な事情がある割にはずいぶん急に燃え上がったなあ君たち…と思わなくもないが、逆に明日をも知れぬ命だからこそともいえるのかもしれないですね。
キスするときの「鼻は邪魔じゃないの?」の台詞が有名。日本人なら多少ぶつかってもそんなに邪魔じゃない気しますぜ。

ヘミングウェイの原作では、アメリカ人教授が青年の設定。映画ではゲイリークーパーとイングリッドが年が離れすぎなような。親子といっても不思議じゃないですね。この当時は色々経験も積んだ苦み走った大人の男がカッコイイて時代だったんだなあ。

公開が1943ということは第二次大戦中のアメリカ映画。戦意高揚の含みもあったんでしょうか。ラブラブでもあるが使命と正義感に燃える主人公だから分類をどうしたもんか。奮起させるというよりは戦争の虚しさを印象付けられる。

宝塚で公演される「誰がために~」に行く予定なのでずいぶん久々に鑑賞。宝塚でも娘役の方はショートカットで演じられているそうです。

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ノルウェイの森

mori.jpg監督:トラン・アン・ユン
出演:松山ケンイチ、菊池凛子、水原希子ほか
12月11日より公開

《あらすじ》 70年代。学生運動が激しく繰り広げられていた中で、運動には加わらず、仲間も特に作らず過ごしていた僕・渡辺。彼は東京で高校時代の自殺した親友の彼女=直子と再会する。二人は結ばれるが、翌日彼女は姿をくらまし、渡辺の前には別の女性ミドリが現れる…


あんまりにも有名なので読んだ気になってました。売れましたねえ…。
映画で観たところ登場人物がどいつもこいつもめんどくさい。
直子は病があるから仕方ないとしても、ミドリまでも「私が今何考えてるかわかる?」て。いちいち当てなきゃなんないのか~渡辺大変だなあ~。緑役の水原さんは女優としては新人さんですが、透明感があってうっとりします。純日本というよりアジアンテイストの感じ。雰囲気の美しい方だ。


たぶん文面として読むぶんには違和感なく美しい言葉であっても、実際の人間が口にすると台詞もだいぶ印象が変わってしまう、そんな事態になってるのではないでしょうか。映像化が難しい原作なのではと想像。

とにかく人生にも恋愛にも道歩いてても家の中でも彼らはウロウロしっぱなし。少し落ちつかんかーい。
最終的に大人になることを受け入れていくものと、できない者とで道が大きく別れてしまう。できないというより大人になりたくないのだ。死んだ彼のいた時代で時間を止めたいのだから。愛と義務と贖罪の間をやはりウロウロウロ。永遠の愛はいったいどこにあるのか。見つけられるのか。ウロウロオロオロ。

ところでうまいこと分泌されないならオリーブオイルで代用ってのはダメかなあ。やる気は満点なのに。そういうことじゃないんだよ!と本気で怒られそうです。


どことなくマザコンの匂いを感じた。病弱なママを嬉々として訪ねていくような。年老いた母の介護を一人でする息子のような。そんな説明もないし狙ってるわけでもなさそうなので、まったくの個人的な印象であります。
随所に食事シーンや匂いを嗅ぐ場面もあり、五感の感覚が特別鋭いように思いました。そのへんは普遍の対極にある肉の感覚なように思えて面白かったです。複数回あるセックスシーンもその一環なように思います。

心象風景群が印象的。象徴的な形が。色が。まるで絵画のようでした。映像とにかく綺麗です。

 

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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