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オーケストラ!

oke.jpg監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアンほか
→2010.4.17からロードショー

《あらすじ》 ボリショイ交響楽団の清掃員として働く男アンドレ。実は彼は30年前に巨匠と言われた指揮者。失脚して不遇をかこっているが、ある日楽団に来たパリ公演の依頼をネコババ。ボリショイオーケストラになりすましてパリ公演をしようともくろむ。しかし招集をかけた仲間たちも30年楽器にふれてなかったり、パスポートもなかったりと問題山積み。はたして彼らは無事にパリ公演をやりとげられるのか!?


大好き!大好き!!大好きだ!!!

なんとはなしにのだめカンタービレも思い出す、オケメンバーの型破りっぷりが、おかしくて始終顔がにやにや緩みっぱなしになってしまう。
なのにね。各人物の、オレ音楽好きだ!夫好きだ!みたいなあふれ出る情熱が、やたら笑えるのに目から水が出る。なにこの胸いっぱいになる感じ。なんなのもう。泣かせるなよバカ野郎。

映画を観終わって劇場から出てくる人たちが、一人残らずニヤニヤと幸せ気分に包まれている。これを素敵映画といわずしてなんと呼ぶ!
フランス映画祭で上映。監督と主役の方のトークライブもありました。お茶目な監督さんだった。


 

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ダイナマイトどんどん

dondon.jpg監督:岡本喜八
出演:菅原文太、北大路欣也、宮下順子、嵐寛壽郎、金子信雄、フランキー堺ほか
ダイナマイトどんどん(1978) - goo 映画

《あらすじ》 戦後数年。北九州ではヤクザ同士の抗争が激しさを増しMPも手を焼いていた。そこで民主主義にのっとって野球で競うことに。12組のトーナメント戦。特に岡源組と橋伝組がにらみ合ってる状態。岡源の鉄砲玉、加助は小料理屋のおかみに熱を上げてるのだが、トーナメントに向けて岡源の助っ人に現れたのはおかみの情夫、銀次だった…


素敵におバカ映画。やくざ同士が野球するってところからして、普通に試合するわけないじゃな~い。
指がないから変化球がキレるって…おい!
ユニフォームの背番号がありえない(笑)。応援団は芸者衆にストリッパーにパンパン。
先攻後攻はサイコロで決める。もう奇天烈。

出演者は超豪華。アラカンをあんな扱いにするなんて超ぜいたく。

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ああ爆弾

bakudan.jpg監督:岡本喜八
出演:伊藤雄之助、高橋正、越路吹雪ほか
ああ爆弾(1964) - goo 映画

《あらすじ》 三年ぶりに刑務所から出てきたやくざの親分。しかし娑婆では、組も無くなって選挙事務所になってるし、愛人は子分に寝とられているし、妻は宗教にはまっているしで散々な目に。腹を立てた親分はム所で同室だった男に爆弾を作らせ、立候補者を狙うのだが…


うわあ、こんな軽快なミュージカル映画がこんなに早くに作られていたとは!
お話はドタバタコメディ。音楽にのせてテンポよく進んでいく。これがまた、狂言あり、長唄あり、ジャズありマンボありのバラエティに富んだしゃれた映画ではありませんか。冒頭からなんやらえらいもんが始まった、という感覚にムズムズした。

他の作品でも書いた気がするけど動きと音のマッチングが気持ちいい。その昔はフィルム現像は映像と音が別々。さらに曲は後付けだった。これを編集時にずれないようにタイミングをはかる。岡本監督の作品の編集は死にそうに大変だったんじゃなかろうか。

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チャンス

tyansu.jpg監督:ハル・アシュビー
出演:ピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン、メルヴィン・ダグラス、ジャック・ウォーデンほか
→allcinemaチャンス

《あらすじ》 長いこと庭師の仕事をし、外の世界を知らずに暮らしてきたチャンスが、いきなり世の中に放り出される。富豪と偶然知り合ったことにより、あれよあれよと大統領に祭り上げられそうになったりと時の人になってしまうが、彼自身は初めから何一つ変わっていない。しかしチャンスと出会った人たちは何かしらの光明を見つけていくのだった…


アカデミー賞受賞作品。衛星放送でアカデミー特集をしてくれているので鑑賞。
分類に困った。チャンスは単に庭のことを話しているだけなのに周りが勝手に「なんて含蓄のあるお言葉!!!」と誤解していくのが笑えるのでコメディに。富豪の妻役のシャーリー・マクレーンがすごすぎて声出して笑ってしまう。
がちゃがちゃうるさい映画ではない。風刺がきっつい作品。

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つづきはこちら

兵隊やくざ大脱走

yakuzadassou.jpg監督:田中徳三
出演:勝新太郎、田村高廣、成田三樹夫ほか
Gyaoで無料配信中→兵隊やくざ大脱走
兵隊やくざ大脱走(1966) - goo 映画

《あらすじ》 シリーズ5作目。いよいよソ連軍とぶつかって玉砕も近いだろうといわれている関東軍。大宮が一時部隊を離れている間に部隊が壊滅し、奇跡的に助かった有田と避難する。その際将校に化けて他の部隊と合流した大宮達。下にも置かない扱いをされて調子に乗る。そこへ顔なじみの元憲兵青柳が出現。二人の正体を知る人物。さらに二人に、在満日本人の避難護衛の任務命令がくだり…


毎回なにかしら女性が登場するのは花を添える意味なのかな?
将校のふりをしていた二人がいつの間にか本物より本物らしくなるのは面白い。
シリーズが進むにつれて危機的的状況が加速。アクションコメディのコメディ部分があるのが逆に物悲しさを感じさせる。青柳にいたってはちょっとだけの出番なのに最後に全部もっていった感がある。

当時一般市民をほっぽって逃げ出した兵隊も多かったと聞く。ソ連軍侵攻の報を知りつつ置いてかれた方たちの絶望たるや。しかし当時の兵隊も、きっと軍人教育も行きとどかないままに戦地に送られてしまった、もと一般市民。もしも自分が当時どちらかの立場であっても立派に行動できたかどうか自信無い。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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