ふじーの。

監督：ローラン・ティラール
出演：マキシム・ゴダール、カド・メラッド、ヴァレリー・ルメルシェ、サンドリーヌ・キベルランほか
公開中→「プチ・ニコラ」公式サイト

《あらすじ》　11歳のニコラ。面白いパパと優しいママとの3人家族。学校では個性豊かな友達もたくさんいて、毎日素敵に過ごしていた。ところがある日両親の会話から自分に弟ができる！と知る。妄想を膨らませたニコラは、弟が生まれたら自分はきっと捨てられてしまうと考え、邪魔な弟をどうにかしなくては、と友達と一緒にあれこれと画策しはじめるが…


かああああああわええええええ。
見てる間微笑ましくって、ずうっとほっぺがニヤニヤしっぱなし。

フランスのサザエさん、ちびまる子ちゃん、みたいな存在の絵本が原作。日本のサザエさんも懐かしい家族像でありながら、理想像であり実際そんな家族はなかなかいなかったろうという、そんなテイストも同じだそうです。

子供目線でかわいいのも加えて、大人たちが一生懸命子供を笑わせようとしてる姿も胸がほんわかする。
愛にあふれてるものは普遍的だなあ。

ところで上映してた恵比寿ガーデンシネマが閉館してしまいましたね。ラインナップ好きだったのに…。惜しまれる。

監督：フランソワ・オゾン
出演：カトリーヌ・ドヌーブ、ジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニほか
公開中→「しあわせの雨傘」公式サイト

《あらすじ》　１９７０年代、フランス。田舎の雨傘工場主の妻であるスザンヌ。横暴な夫やマイペースな子供たちに侮られながらも、つつましく幸せに暮らしていた。つもり。ところが工場で労働組合のストが起こり、夫が病に倒れた。市長のババンの助けも受けて、臨時で工場の社長をやるはめに。当初は世間知らずの裕福な奥様だったスザンヌだが、徐々に彼女は自分の魅力を開花させ…


わははは。いいねえ！この映画好き！
７０歳近いドヌーブが主役だからジジババ枠にいれるべきかなあとも思いましたが、基本の路線はガールズムービー。この場合はフランスのオカンなので、マンマムービーと名付けよう。

確かに最初は世間知らず…かと思われたスザンヌだが、いやいや。只者ではありません。
生粋のブルジョアの天真爛漫さをもって前向き。いつしか周りもスザンヌのパワーをもらって元気になっていくのです。
最大の困難が降りかかったかと思いきや、こちらが予測もしない方向へ展開していく。

ラストには「人生は美しい～♪」とのほほんとハッピーに歌い上げる気持ち良さ。オススメです。特に女性は元気出るよ。

監督：マイケル・パトリック・キング
出演：サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス、ニンニア・ニクソンほか
セックス・アンド・ザ・シティ２ - goo 映画

《あらすじ》　結婚二年目のキャリーは夫婦生活にしっくりこないものを感じていた。仲間たちもそれぞれ生活に満たされないものを感じているところに、中東へのゴージャスセレブ旅行の話が舞い込む。4人はここぞと豪勢にくりだすが…


映画版の１から時間をおいてのパート２。
ちょいとグダグダ。
若いのに人格者のスミスがもっと出てくれるかと期待したが、意外に出番少なく。彼を待ち望んでたファンも多いと思うんだよなあ。私もだが。

でも4人がそろって元気でいるなら、もうそれだけでいいやって見守る気分であります。
あのテーマソングだけでウキウキしてくるからね！

監督：マイケル・パトリック・キング
出演：サラ・ジェシカ・パーカー、キム・キャトラル、クリスティン・デイヴィス。シンシア・ニクソン、クリス・ノスほか
セックス・アンド・ザ・シティ - goo 映画

《あらすじ》　紆余曲折を経てやっと結婚を決めたキャリーとビッグ。そんな二人を親友たちも祝福。さらには雑誌にも取り上げられて、ＮＹ中が彼女たちを祝う。ところが当日とんでもないことが…

言わずと知れたテレビドラマの映画版。
リアルタイムで見ていたら、ドラマと映画の間に４年も過ぎていたから、心から「待ってたよ！！！！」て気分になったことでしょう。

その期待を裏切らない楽しさ。腹抱えて笑う場面もあるし、もうたまらん。
いや、もうね、４人が元気で幸せなら。観てるほうはそれで満足っす。
すぐにパート２が観たくてウズウズです。
相変わらずサマンサ姉さん突き抜けてて素敵。ウィキペディアによると、サマンサ役の女優さんの元彼はカナダの元首相だそうで…。首相もびっくりだね！

監督：ジャン・ピエール・ジュネ
出演：ダニー・ブーン、アンドレ・デュソリエ、オマール・シー、ドミニク・ピノンほか
９月１８日から全国ロードショー→ミックマック公式サイト

《あらすじ》　発砲事件に巻き込まれたバジル。その時の弾丸が頭の中に残ってしまう。それでいろんなものが狂ってしまったバジルは、知り合った奇妙な仲間たちと一緒に兵器企業に仕返しを計画する…


監督の前作『アメリ』と「デリカテッセン」を足したようなテイスト。奇人変人たちが、社会的成功をおさめてる悪人にひと泡吹かせる気持ち良さがあります。
可愛らしいコメディ。
最後の展開が時代を感じました。昔だったら封筒とかに証拠のテープをいれておいて…となってたよ。変わったなあ～。

ハリウッドだったらきっともっと単純明快な勧善懲悪になるんだろうけど、これは違うなあ。どんなに悲惨な状況であっても飄々としてて。ちょっとしたハッピーを大事にする。そこが可愛いんだなあ。