ふじーの。

監督:ティム・ハンター
出演：レイ・リオッタ、ウィレム・デフォー、ミシェル・ロドリゲスほか
Gyaoで無料配信中→コントロール
コントロール(2004) - goo 映画

《あらすじ》　刑の執行された死刑囚。死んだはずの彼は実は助けられ、目覚めると新薬の被験者になることを提案される。その薬とは、脳に作用し凶暴な人格を変える狙いのものだった。否応なく受け入れるのだが…


おお～
面白い心理サスペンスじゃないかっ。

被験者になることを承諾した死刑囚だが、そこまでに何人も殺害しているような人物だ。いくら薬を飲んでいてもそうそう簡単に信じられるわけがない。実際観ていても、ずっとこれから彼はどっちに転ぶのだろう？どっちにも行きそうでもあるし、となかなか目が離せない。
薬を開発した博士ともいつしか友情が育まれる。観客としては「だまされないで～～～！！」。

ところがだ。勘のいい方なら気づくかもしれないけど、最後には衝撃の真実が明かされるのです。
ちょいと切なくなった。

博士役のウィレム・デフォー昔好きでした。基本ニワトリ顔の俳優好きだ。映画『プラトーン』のポスターにもなったあの役からいい人キャラになってるけど、実は悪役が絶品なんだ。デビッド・リンチ監督作「ワイルド・アット・ハート」で本当に気味悪い気色悪うい汚～い悪役やっています。それがいいんだってええ
 

監督:行定勲
出演：藤原竜也、小出恵介、貫地谷しほり、香里奈、林遣都ほか
２０１０．２．２０から公開→パレード公式サイト

《あらすじ》　ルームシェアをしている四人の若者。それぞれ事情を抱えつつも、彼らは付かず離れずの微妙な距離感を保って平和に日常を送っていた。そこへ謎の少年が現れ、彼も加えて５人の不思議な関係が始まる。少年が現れたのは通り魔事件が起きた日。偶然なのか、それとも…？


原作は同名小説「パレード」吉田修一著。山本周五郎賞受賞作。

寂しいんだけども立ち入られるのは勘弁、でもどこかでわかってほしいような、という微妙な空気を描き出す。
各自抱えてる悩みなりストレスも、解消する気あるんだか良く分からない。かといってそのままではやっていけない。そこでそんなダークな方向にいくのか…。

自分の近くにいる人たちでも一皮剥けば何を考えてるのかわかったもんではない。じっくり考えると怖い作品。


 

監督:リンゴ・ラム
出演：ラウ・チンワン、レオン・カーフェイ、エミリー・クワンほか
Gyaoで無料配信中→ヴィクティム

全体的にはなんやらオカルトテイストなけだるい妖しさが漂い、サスペンスというよりかは、サバナという町の異質さを肌で感じようといった雰囲気。ツイン・ピークスの前半を思い出す。
なのでストンとオチがついてスッキリしたい時には向かないかもしれない。文字通りけむに巻かれる。

イーストウッドの娘さんが出演、歌もこなしている。歌がええですね。ちょっとハスキーで。アニタ・オデイとか思いだす。
さらにごっついチョイ役でジュード・ロウが出演。当たり前だが若い！ギラギラしてる。おそらくは当時無名で、小物な雰囲気をかもし出してますが、ラストのシーンで一気に気になる俳優さんへと躍り出たのではないでしょうか。それくらいいい意味でゾクッときます。