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3575170d.jpeg監督:チャールズ・ファーガソン
出演:多数
公開中。アカデミー長編ドキュメンタリー受賞
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 - goo 映画

《あらすじ》 2008年のリーマン・ブラザーズ破綻。それをきっかけに浮き彫りになり、世界を巻き込む不況へと転げ落ちていくアメリカ。その原因やからくりを、記録映像とインタビューで浮かび上がらせる。


当初日本公開は未定だったそうです。観られたのは配給さんが頑張ってくれたのだと思います。パンフレットが無いのは残念だったけど。いろいろさわりがありそうだからな~、たしかに。

さて。複雑そうにみえる金融の仕組みをわかりやすく……ない。私の頭ではすぐに理解できません!
全5部形式で、世界恐慌からの流れを受けて、規制緩和からサブプライムローン、リーマンの倒産と現状などをみせてくれます。不況を後押しした学者の責任にまでもせまっているせいか、とにかくペースが早い早い。各部の途中で休憩挟んでほしい。その休憩中に池上彰さんにわかりやすく説明をしてほしいくらいでした。

私はぼんやりと、アメリカの不況はサブプライムとハリケーンとテロが絡んでるのかなあと考えていましたが、実際にはそのずっと前から種はばらまかれていたのです。
サブプライムとは貯金も頭金も無く低収入でも家が買えるというローン。んなウマイ話あるわけない。どうして蔓延しちゃったんだ。

ゴールドマンサックスやリーマン、AITなどの企業のトップが公聴会で責任追及されています。素人がみたっておかしいだろ、てローンや証券について、IQ高そうな人々が気付いてないはずは当然無く。それどころか、売っておきながら破たんするか否かを賭けて遊ぶ悪質さよ。企業の安定性を格付けするS&Pでさえ金次第。リーマンが倒産する直前に評価AA(最高AAA)を金に目がくらんでつけている。そんな会社が日本の国債評価下げましたね。なんじゃそりゃ。

収監されておかしくないのに不況の種を作った人々は今もオバマ政権の金融政策重鎮におさまっている。
経済についてアメリカ当てにしたらいかんのではと思わせるものでした。しかし銀行合併や規制緩和。日本も後を追って行ってるのが心配だ。


でも映画の最後にはこのままでは終わらんと意気込みがありましたね。外国を応援するほど日本には余裕ないけど気持ちは同じ。負けるもんかい。




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HN:
藤井みつる
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性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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