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ラブリーボーン

raburi-.jpg監督・ピーター・ジャクソン
出演:シアーシャ・ローナン、マーク・ウォールバーグ、スタンリー・トィッチ、ローズ・マックィーバほか
2010・1・29から全国公開
→「ラブリーボーン」公式サイト

《あらすじ》 仲の良い家族、初恋。普通の幸福な少女スーザンは、14歳で理不尽にも殺されてしまう。あの世とこの世の境目で、踏ん切りがつかずに迷うスーザン。残された家族はスーザンを失った痛みから崩壊し始める。死んでもなお自分の大切な人々を見守り続けるスーザンは、そのままでは天国にいけないと促されるが…


友達が試写に誘ってくれて鑑賞♪
いい映画でした。私の隣席のおばさまは終始鼻をすすっていたよ。


あらすじだけ見ると、衝撃的な始まりからずいぶん重そうに感じるかもしれないが、そうでもない。犯人探しのサスペンス、手に汗握るスリルな場面もあってエンターテイメント。

なによりこの映画は理不尽な事件に巻き込まれた人たちの、再生の物語なのだ。そこに被害者も含まれてるのが珍しいポイント。
だから観終わった後も、何かを乗り越えてながらも前を向いて生きていこうと思える。

まさになんでもないようなことが~♪幸せな日々であるスーザンを観ていると、この後にせまる恐怖に心臓がぎゅっとなる。ズバリな残虐シーンはなくとも、かよわい女の子が「怖い!助けて!」と叫びたくなる恐ろしさが身に迫る。人間が死ぬってことは、その人の可能性と、周囲の人間のその子に手がけた時間やらいろんなものを奪われてしまうこと。事件など納得できようはずもない。
最近は道端で近所の子ども同士で適当に集まって遊んでる子供を見なくなってわびしいと思ったが、こんな映画観たらとても一人で外で遊ばせてなんかおけないよ…。やな世の中になっちまったな…。

意外と遺体の扱いについては淡白。そこら辺はアジア人とは感覚が違うのかしら。アジア圏でなかなか臓器移植が広まらないのは、遺体への考え方が違うからと聞いたことがある。
ともかくスーザンの心残りというのが、あまりにも少女の夢で、だからこそより切ないのだった。

アカデミー賞女優のスーザン・サランドンがおばあちゃん役で出演。このおばあちゃんがアル中でマイペースでいいキャラクター!出番が少なくても強い印象残す。さすがだ~。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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