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カストラート

監督:ジェラール・コルビオ
出演:ステファノ・ディオニジ、エンリコ・ロー・ヴェルソ、
エルザ・ジルベルスタインほか
allcinema→『カストラート』
≪あらすじ≫ 18世紀ヨーロッパ。ボーイソプラノを維持するために去勢したカストラートと言われる歌手たちがいた。その中でも伝説と言われたファルネッリの半生を描いた物語。作曲家の兄リカルドと組んでオペラの舞台に立っていたカルロ(=ファルネッリ)。彼らは女性も共有するほどの濃密な関係だったが、作曲家ヘンデルとの出会いをきっかけに、互いの音楽性の違いに・・・


当時のカストラートは食っていくために去勢した例が多そうだが、ファルネッリの場合はたぐいまれなる才能のために、そうならざるを得ない運命だったと言えるのかもしれない。
まったく音楽にうとい私でも聴き覚えのある歌がこういった歌詞だったとは知らなかった。
なんと美しい才能と醜い人生か。てのがはまってる。

女性にはわからないけど、バイアグラとかあるくらいなので、たぶん男性としては生殖能力が無いって、ものすごい大きな意味合いがあるのでしょうな・・・。
声と引き換えとはいえ、彼は人として幸せだったんだろうか。

兄弟のさまを描いていますが、家族ってジャンル違う方向に進んだほうがいいよねたぶん。
どちらも才能を持っていたら幸せだけど、どちらかが才能を介さない、あるいは理解できるけど持ってない場合。嫉妬、羨望を抱いても血がつながってると断ち切るのは難しい。今作もある段階まで完全に共依存だ。

そして映画のラストは・・・どうなんだろうなあ。むしろ他人のほうが割り切れるような気がするけど・・・。それまでの兄弟のを思うと自然なのかもしれないけれど。うーん、やはり兄弟のだとますます微妙な気分にならんかなあ。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
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性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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