あれやこれやと勉強して。あくまで漫画は会津出身者の目線からの話なので新政府軍を悪者としていますが、これが逆の立場なら会津が悪者だ的なセリフになりますね。
現代から過去の歴史について何が正しいか否かは判断できませんなあ。
勝てば官軍とはなるほどな~とは思います。
戦争なので会津側も新政府側も、文でも目を背けたくなるようなことがそれなりにあったようで。
でも毎日いつ襲われて死ぬかわからない極限状態に置かれてるので、冷静な判断力は失われてると思ったほうがいいのでしょう。事件を起こした人たちだって、地元に帰ったらいいお父さんなのかもしれません。
大半は農民だったのではないでしょうか。
それに比べて武士階級は常に「いつ殺されても、あるいは殺してもおかしくない生活」への心構えを子供の時から叩き込まれてるから戦で冷静にいられる。はず。そう思うと、新渡戸稲造の書の「武士道は死ぬことと見つけたり」はまさにその通りなのですねー。
人間はいつかは必ず死ぬ。江戸時代は現代よりずっと寿命も短かった。400年の平和な江戸時代で自身の指針も腐りそうな、そんな中で、死ぬ場を選べた武士は自身納得できる最期だったのかもなあ。ある意味幸せなのかもなあ。いやまあ、もちろんできれば死にたくはないでしょうけども。
まあそんな読書感想文的なことを考えたのでした。
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