監督:中西健二
出演:阿部寛、本郷奏多、太賀ほか
青い鳥(2008) - goo 映画
《あらすじ》 中学校二年生のクラスに、臨時教員がやってくる。吃音でしゃべるのは上手くないが、彼の存在は生徒たちの心をかき乱す。その教員が毎朝一番に挨拶するのは、自殺未遂をおこして転校した生徒の席だからだ。自殺未遂の原因はいじめだった…
いじめをめぐって答えもはっきり出てないし、救いとも言い切れるかどうか。しかし重要な問いかけを観てるものに投げかける。
扱ってる問題がいじめなだけに、観終わってスッキリしない。でも観て後悔はしない。後味は不思議と悪くない。
集団と1って以前に、きちんと一対一で話を聞こうとしてるかどうかが、まず大事な出発点なんですね。
自分が学生の頃と様変わりしてるだろうけど、今も昔もずうっといじめはある。無くならないと思う。幼稚園児でもイジメするし。少人数だってするし。大人だろうがなんだろうが、やる人はやる。
だからって諦めたら何も変わらんですね。
私に子供がいないので離れた視点で言ってるけど。お子さんのいる人にとっては不安なことだろう。
ちなみに。先天的か後天性かわからないけど、いじめっ子の脳には人の苦しみを見て喜ぶ回路があるかもしれないんだって(ナショジオ)。
ただしその回路が成長とともに強化されなければいいんだよね。回路発動をおさえるにはどういう教育や体験が有効なんだろうな…。