監督:フランク・ダラボン
出演:ジム・キャリー、マーティン・ランドー、ローリー・ホールデンほか
マジェスティック(2001) - goo 映画
1950年代のハリウッド。売れない脚本家が突然共産主義者のレッテルをはられる。おりしも赤狩りの激しいとき。やけくそになっているときに事故に遭い、記憶を失ってしまった彼はある町にたどり着く。町の人々は戦死したと思われてたルークが帰ってきた!と彼を大歓迎するのだ。彼は町の唯一のおんぼろ映画館を復活させ、婚約者とも会い、幸せな日々を味わうのだが…
ある一人の男が映画館をたてなおす、ハリウッド版ニューシネマパラダイス風な話かと思って見ていると、ラスト30分がまったく違う展開になる。信念も持たずまんじりとしていた男が、数奇な出来事によって信義と勇気を手に入れるお話でした。
町の人々の温かさには観ているこちらもホロリときそうになります。
記憶を本人は無くしていても、その人間の歴史って周囲の人々が受け持ってくれているんだね。関わる人たちへの感謝の念を新たにさせてくれます。いいお話だ。
なのにうだうだと突っ込んで考えてしまうのは、一応自分が製作サイドにあたる仕事をしているせいなのか。
先に書いたように前半後半がらりと違うから、前半もっと30分は削れるんじゃない?上映時間2時間半はちと長い。
そしてアメリカでテレビ放映される裁判の基準は何?ギャングの裁判ならわかるが。
この映画でも裁判の放映シーンがあるんだが、この場合は思想犯?というほどの犯行も冒してないし。それほど大人物でもないし。はて?
そして婚約者よ、それでいいのか?その選択だからハッピーエンドになるわけだけれど、よく考えるとむしろ辛くなるように思うのだが。余計な突っ込みか。
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