監督:中村義洋
出演:瑛太、濱田岳、松田龍平ほか
アヒルと鴨のコインロッカー(2006) - goo 映画
大学進学のため一人暮らしを始める青年。アパートの隣室に住んでいる、風変りな男に巻き込まれつつも交流を深めていくのだが、隣室の男は秘密を持っていた…
実は始まってから一時間は寝そうになってしまって。
ゆるく、ほのぼのした隣人とのやり取りが一時間。何かありそうだと匂いはしてるんだけれども。
このまったり感がある意味リアルな大学生活ぽいなあなんて思っていた。
がしかし。
一時間すぎると急展開を迎える。
事実が浮き彫りになっていくにつれ、前半のユルサが逆に怖さをより増す効果に。
日ごろ何にも疑うこともなく明日が来るって暮らしてることが、じつは薄氷を踏むような、足元の頼りないものだったのだと気付かされてしまう。
青春ミステリーだが、恐怖でもある。
たいがい暴力シーンは観るのが辛いが、今回はその場面が哀しすぎて涙が滲みそうになってしまった。
大切なもの、人を失って、さらに自身のアイデンティティまで捨ててしまった衝撃の瞬間だった。彼はいったいそれからどう生きていけばいいのかな。失ったものは形を変えても戻ってくるのかな。
ブータンは去年王政から民主主義になったんだっけ。ブータンの姿もすごいスピードで変わってるという。
私は英語勉強しなきゃと思いつつも未だに壊滅的な状態。だからつい道で話しかけられても身構えてしまう。いかんね。
物語だけど自分と向き合うような映画でした。英語だけに限らず、反省すること多いわ。
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