監督:小林政広
2007年作品
ある事件の被害者家族の父と、加害者家族の母。
それぞれが単調な日常の中で再生していく。
判で押したみたいに繰り返される日常。
その中で、なんともない、ふとしたことがきっかけで、顔もろくにお互い観てない同士が感情の芽生えを呼び起こしていく。
なんとなく季節の移り変わりみたいだ。
ちょっとしたことから変わっていって時間を経て大きな流れになってる。
それって嘘にも同じ展開があるなあと思った。
恋と嘘は似ているってことなのかなあ。
それにしても、このタイトルで、冒頭の数分間のあと、うわあ、そっちに行っちゃうんだなあ、きついな…と。
じわりとくる恐怖にも似た予感が観てるほうにはありました。
胃にチクチクくる。
その後を考えるのが怖い。
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