監督:ジュリアン・シュナーベル
出演:マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズほか
潜水服は蝶の夢を見る - goo 映画
《あらすじ》 脳幹破裂により、まぶたしか動かせない状態になったジャン。療法士とのやり取りでまぶたを動かすことでのコミュニケーションで自伝を書く。
絶望的状況においても自分を冷静に見て、ときにはユーモアも忘れない主人公ジャンの姿に驚嘆。
潜水服を着てるかのごとく身動きとれないのだが、頭の中では彼は蝶のように飛びまわり、国や時間までも飛び越えて羽ばたくことができる。想像が逆に他愛もないことだったりすると、観ているほうもせつなくてやりきれない。
カメラはまぶたしか動かせないジャンの心情を見事に表現していて、こちらも追体験する感覚。
鑑賞後の気分はなんと言っていいのか…まるで一緒に人生を生きてきたようで。
意外と重すぎて腹にもたれるなんてことはない。さわやか?
妻が付き添いでいるところにジャンの愛人からの電話がきて、妻が二人の仲介に入って会話するところなんて、ぞくっとしました。こういうシーン描き出すってのはフランスだなあ!