出演:アネット・ベニング、ジュリアン・ムーア、マーク・ラファロ、ミア・ワシコウスカ、ジョシュ・ハッチャーソンほか
2011.4.29よりロードショー
公式サイト→「キッズ・オールライト」
《あらすじ》 レズビアンの夫婦。彼女たちは精子バンクを利用して一人ずつ子供を産み、育てている。長女は18歳、長男は15歳。長男は遺伝子上の実の父に会いたいと言いだし、それをきっかけに家族の姿が変わっていくのだが…
日本ではなかなか見られない家族構成。アメリカでも珍しいほうなんじゃないかと。
でも変わっているのは家族構成だけで、描かれているのは家族愛という普遍的なものだった。
実の父親が絡んできたことで、夫婦仲もうまく回らなくなったり、あるいは父親に子供たちがなついていくのがおもしろくなかったり、とこじれていく。
でも彼女たちは家族に常に正面からぶつかって、わかりあおうと努力する。恥ずかしいだのめんどくさいだので済ませず、ちゃんと向き合おうとするって大事よね、と改めて教えられた気がします。
子供だとばかり思ってた二人も、いつの間にか逆に両親を心配するような大人になっていた。嬉しいような寂しいような。二人の喜ばしい成長は、両親である彼女たちの努力と愛の結晶ですね。家族ってのは血のつながりだけとか性別とかで出来上がるもんじゃあないのかもしれん~。
しかし遺伝子パパのポールは結局この家族に振り回されて、かわいそうな扱いだった。自分の好きにしてきた結果っちゃあそうなのか。なんか個人的に考えさせられる。
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