監督:三隅研次
出演:山本富士子、本功次郎ほか
1960年作品
徳川家康の孫娘、千姫は吉田御殿で享楽の限りを尽くして暮らしていた。御殿の外の池に、続いて若い男の死体が上がったことから不穏な噂が流れる。千姫は家康からの縁談説得も撥ねつけ、公儀は困り果てて隠密を千姫のところへ遣わすのだが…
千姫御殿(1960)(1960) - goo 映画
あいやもう、山本富士子!とにかく山本富士子!
山本富士子主演の映画を全部そう言ってしまいそう。
千姫を扱った映画は数本はありまして、どれもはっきり言ってあらすじは大きく違わない。演出と、どの辺をいじるかによる。
この三隅版は千姫があどけない、けれども自分の意志をもつ女性として描かれています。それでもお嬢育ちゆえの甘さから、まさかの悪役の企てにまんまと乗せられてしまうのです。
悪役の山田五十鈴がたまらない。イイ!!!!めっちゃイイ!
絶対化けて出そうだもの。ぞくぞくしちゃいますよ素敵すぎて。
面白かった。
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「教授と僕」のシリーズの参考資料として千姫関係の映画もあさっていたのですが、調べてすぐに出てくるのは、美空ひばり、京マチコ、山本富士子、が主演した三本。
そのうち美空版は入手でき、京マチコ版はスカパーでちょうど放映がありまして。のこる山本版はレンタルにも買うにも扱ってるところが見つからず、観られないのかと半ばあきらめていました。
そうしたらスカパーで放映始めてくれたではないですか!
不思議と何か調べてるときにはうまいこと偶然見ることができたりとかするものです。
単に自分のアンテナが立ってるからとも言えますが、でも今回だって、数多ある日本映画の中から、このタイミングで、この映画を放映してくれるってのは奇跡といっていいんじゃあ?
他の漫画家さんもこういったことはあるようで。
何か電波があるのかもしれませんなあ。
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