監督:スパイク・リー
出演:デレク・ルーク、マイケル・イーリーほか
セントアンナの奇跡 - goo 映画 これから上映
一人の善良な郵便局員が突然窓口にやってきた男を射殺した。犯人の男の部屋からは貴重な彫像が発見された。なぜ彼は男を殺したのか?彫像はなんなのか?
その答えは第二次大戦中のイタリア、ドイツ兵に囲まれている現地イタリア人パルチザンと、そこへ渡っていたアメリカ兵のいたセントアンナにあった…
最後にきちんとオチルので、これが実話をもとにしてるということにまず驚く。
戦時中の映像はむごくて観るのがつらいが、これは描かなくっちゃいけないよな。
実際に前線に送られたのがアメリカの黒人兵であり、祖国のため、自由のために戦いに行ってるのに自軍からも冷たい仕打ちを受ける。
そんな彼らは無関係のイタリア人パルチザンの中で、黒人ではなく、個人として認識されることで、心の自由を得ていく。
戦争といった極限状態にあって、人間はどうあるべきか。人間でいられるのか。
少なくとも自分には自信ないな…。
三すくみがそれぞれ神に祈る場面がある。その後の展開は神なんかいねえ!と叫びたくなる。
ラストはちゃんと救いがあるのだけれど、殺しの連鎖が強烈に印象に残ってむなしさが大きかった。
いいことも悪いことも次世代に引き継がれていくのか。
ところで誰が使い始めたのか、死亡フラグてうまいこと言うよね~。立ってた。
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