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京都御所(八重関連京都編)

2617fa0c.jpeg会津でもそうでしたが、京都に行っても八重関係の場所はこじんまりした地域に集まっているので、関連施設等めぐるのも効率的に回れます。

八重たち夫婦の住まいは京都御所の近くです。同志社は御所の周りをぐるーっと新島邸から回っていけばあります。

御所は戊辰戦争前に、土佐藩士と幕府側がぶつかった、禁門の変の場所でもあります。
禁門の変、(蛤御門とも)には八重の兄覚馬も御所の警護で戦ったことでしょう。


案外門は小さいもんで、昔は門の外側にもっと塀がめぐb904441d.jpegらせてあったろうと思われるのですが、今はその土台の石がみられるだけです。a219cc31.jpeg

御所の中には予約すれば入れます。前日まで受け付けてくれていますので、大河めぐりでついでに見たい方は、忘れず予約を申し込みましょう。私は忘れたのさ。
 

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新島旧邸(京都編)

8087ed56.jpeg借家に住んだのち、八重たち夫婦は新居を建ててそこへ移り住みます。
華族の高松保実邸を明治8年に借りて同志社英学校をそこで開設したわけですが、学校はその後今出川のほうへ校舎を建てて移転。元の学校にしていたところを、そのまま新島襄が買って新居を建てました。

あちこち校舎を建てたり家を建てたり、襄はどこからそんなに金が?と疑問に感じますが、まず学校関係はアメリカのキリスト関連から布教の費用として襄に送金がありまして、さらに襄に給料も払われていたようです。若いころは貧乏暮らししてても、当時としては襄はけっこう金持ちだったと考えていいでしょう。そうはいっても色々設立するための活動や、頻繁に客や学生を迎えたりと、出費もあったろうとは想像します。8350d3a3.jpeg
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新島旧邸は京都市の文化財指定をうけているので現存しておりまして、見ることもできます。cfcf1914.jpeg
 

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八重のお仕事(京都編)

f8353252.jpeg独身時代の八重は、京都で女工場の舎監(=寮母)をしていました。覚馬の家からも近い。京都の方はすぐにわかると思いますが、女工場は丸太町橋のふもとのあたりにあったので、河原町通りの覚馬の家から歩いて10分くらいかな?

一時新島襄が覚馬の家に居候します。その間八重も覚馬の家に顔出しはしてたとは思いますが、もともと覚馬の意向で、聖書と英語の勉強に、八重は宣教師のところへ通っていました。襄が居候する前から、すでにある程度の付き合いというか知り合いではあったことは確かだろうな。

当時の女工場跡地には碑が立っています。
そして門構えは、寺町通りにある鴨沂高校に移築されています。e32c715c.jpeg

今はない新婚時代の八重たちの住まいも、鴨沂高校の東南角にありました。「八畳に六畳の二間で玄関、書斎が二畳食堂四畳半、庭は一坪くらいの小さな家」と八重の回想にあります。現代の都会の住居感覚からすると十分広いじゃないかと思いますが・・・八重はお武家さんの出だからね・・・。
 

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山本覚馬の後妻、時栄について。

八重たちが京都に行ったときにはすでに久栄を妊娠中。十数年後、はっきりしないけれども覚馬と離婚。はっきりしないというのは、同志社大学卒業生、徳富蘆花の小説で覚馬家族をモデルにしただろうといわれているものがあり、その小説の中で時栄にあたる人物が、不義の子を身ごもり、夫は許したが夫の妹(=八重)と娘(=みね)が激しく反対して離縁させた、とあるからで。あくまで小説だから事実かどうかは謎だし、さらに蘆花は覚馬の娘=久栄との交際を八重に邪魔された経緯があるため、小説の内容をそのまま事実と認識するのは危険そうだな。

でもその離縁のあとに覚馬が京都商工会議所会頭の職を辞任までしてるそうで、けっこうな大騒ぎになった不祥事ぽい。

さて時栄という女性。

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死んだと思っていた兄覚馬が京都にいると知り、八重は20代半ばで京都へ転居します。

当時覚馬が住んでいたのは、幕末に将軍慶喜についてきた江戸の火消し=新門辰五郎が住んでいた家です。幽閉から解放された後ここを買い移り住みました。
ec3bfd94.jpeg
建物は現存しません。
河原町御池下る、京都ホテルの向いへ移った、と資料にあるんですが、ほかの資料によると河原町通りの西側大黒屋書籍会社の隣、とある。bada9e59.jpeg河原町通りをはさんで右か左か迷うんだけれど役所に申請している住所は「下丸屋町401番地」。河原町通りの東側が正しいんでないかな。この写真でいうと赤い看板のお店の場所にあっただろうと思われます。


この辺りはおそらく御池通りの拡張で大規模に変わったんではないでしょうか。


 

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藤井みつる
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性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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