忍者ブログ

そういや宝塚の記事を書くのは久々。

宙組公演の「風と共に去りぬ」。
来月には月組でも「風と~」をするそうで、それはまた微妙に演出が違うみたいです。

さて有名な演目ですが、たしか映画でも4時間くらいは軽くある長ーーーい話。
いったいそれを舞台にはどうするんかしら?て思ってたら、スカーレット独身時代は大胆にカット。
結婚時代もけっこうカット。

趣なくならない?なんて心配は杞憂でして、面白かった。潔くカットしたために、主題がつかみやすくなって良くなったところもだいぶある気がします。

一部が終わるあたりなんてじんとしちゃったもんね。

名前のついてる男性の役が少ないせいか、普段は男役の方々も女性役で登場。背が高いからドレスがまたかっこいいんだよなあ。娼館のマダムが特にいい味、と気になってみてましたらそれも本来は男役の演者さんだそうです。貫禄あって良かったの。

もうチケットは完売されてるそうですが、機会がありましたら是非どうぞー。

演出:植田神爾、谷正純
出演:鳳稀かなめ、朝夏まなと、七海ひろき、悠未ひろ、実咲凛音ほか

拍手

PR

MIWA ~野田Map~ を観てきた

舞台公演『MIWA』を観てきた。

美輪明宏の自伝的内容を舞台にしたもの。
男女の二面性を持つ部分は古田新太が、女性的な部分は宮沢りえが、と二人が表裏一体で美輪明宏一人を演じるといったかたち。

長崎に生まれ育って、ヨイトマケの原点の母や、東京に来るいきさつ、原爆体験、などこれ以上ないくらいの波乱万丈。

生まれたときから、周りから「バケモノ」と言われ続けてくるのですが、観ているうちに、化け物の要素を言うなら、これほどに周りに暗い死の影がありながら、その闇に飲み込まれることなく生きる賛歌を歌い続けている姿にあるのかもしれないと感じました。

業なのか、与えられた使命なのか。


ものすごいハイペース、言葉遊び、次々まくしたてられて次々幾重にも層が出来上がっていく。
私は詳しくないけど、それが野田Mapの持ち味なのかな?
うまく説明できるボキャブラリーが無い・・・

脳内の普段は寝てるようなあたりをもぞもぞ呼び起されるような感覚で、刺激的な舞台でした。

作・演出:野田秀樹
出演:宮沢りえ、古田新太、瑛太、井上真央、小出恵介、青木さやか、ほか

拍手

何かの折にひょいと目にした、子狐のかわいすぎるのに誘われて。
宮城県にある、キツネ村に行ってきました。


このキツネ村にいるゴロちゃんは、NHKの朝ドラ「あまちゃん」にも一瞬登場しています。

キツネは4月が子狐生まれたてシーズンらしく。私が行った時には かなり大きくなった段階でした。

キツネ村は限られた区域内でのキツネの放し飼い。子狐は別区画に分けられていました。

さてキツネのイメージは、キタキツネ。ここへ来て初めて野生のホンドギツネや、真白な北極キツネ、黒い青キツネなど、何種類かあるとは知りました。

キツネはイヌ科だそうでして。
だからなのか、好奇心旺盛で、わずか50センチくらいの距離で後ろに着いてきたり。そのくせ臆病だから振り返ると逃げる。猫っぽいところもある。
意外だったのは、めっちゃガン見してくるところ。動物はわりと目が合うとそらされることが多いんだけどなあ。それとも人に馴れてるから特別なのかな?

野生のキツネには触れません。人間にも伝染する病気を持ってる可能性があるからです。
ですが、このキツネ村のキツネたちは、ちゃんとその対策をされているので触れます。

と言っても、一応動物なので・・みんなに触れるわけではなく。
特に子供さんは油断してるとじゃれついて噛まれたりすることもあるそうです。
でも職員さんが慣れてる子であれば、職員さんにお願いすれば、触らせてもらえます。

こちらはお触りOKの、のりちゃん。
はあああああかわいかった~~~~。
イヌ科だけあって、触った感じは犬の毛に近い。
でも耳も中まで毛がフッサフサ!!
肉球も見えないくらいに、足の裏も毛がフッサフサ!!!!

かああわえええええ~~~~!
尻尾は触ると細いのかな・と思いきや、予想外に毛のこごり?みたいなもんがあり、ぼこ、もこ、と確かな手ごたえでした。のりちゃんの我慢の限界まで触らせてもらっちゃった・・・ ありがとうのりちゃん。

次は4月に行きたいなー。
子狐の可愛さったら殺人レベルだわ!

拍手

鉈切り丸  を見てきた


いのうえ歌舞伎「鉈切り丸」を観てきた。

舞台はR指定てないんだっけ。映画ならR指定入りそうなエグサでして、内容もドドドド暗いです。

シェイクスピアの【リチャード3世】が大元だそうで、それを日本の鎌倉時代に当てて描かれています。

主演二人がイメージ戦略的にこの役大丈夫なの?て心配になるくらいだったんですが、でもすごかった。主演の森田剛、せむしで脚の長さが違うという役。常に前傾姿勢で傾いたギクシャク歩き。腰への負担が恐ろしくありそうなのに、それで走ったりとか・・・すごい。

舞伎と銘打ってるだけあり、本物の水を大量に使う殺しの場もあったりで、贅沢な舞台でした。

面白かった!


脚本:青木豪
演出:いのうえひでのり
出演:森田剛、成海璃子、生瀬勝久、若村麻由美、渡辺いっけい、麻実れいほか

拍手


監督:阪本順治
出演:藤山直美、中村勘九郎、豊川悦司、佐藤浩市ほか
 allcinema→「顔」
 
≪あらすじ≫ 中年になっても半引きこもりのような状態の吉村正子。容姿も性格も正反対の妹にバカにされている。そんな中母親が急死して二人だけの家族に。妹を殺して逃亡生活を始める正子だったが、その逃亡生活は。。。


面白かった!
内容は暗いんですけども、暗すぎるときこそ妙にコメディのように笑えるというか、そんな空気感がありまして。
そこは主演の藤山直美の魅力によるところが大きそうです。

悲壮感漂いそうかなと思いきや、むしろ逃亡することによって、嫌でも自分で道を切り開かねばならなくって正子にどんどん自信が生まれていくという、予想とは違う方向へ。
ラストに至ってはあっぱれで、拍手したいくらいでした。

実際に13年逃亡してた福田和子の事件が下敷きなのかもしれませんが、こういう映画になるとはなあ。
そうかーそうきたかーすごいなああ。

暗くて少しエグイので人によって好き嫌いが分かれそうです。

拍手

リンク

 

プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

てくてくなみすけ

杉並区のマスコット

 

アクセス解析

 

ブログ内検索

 

バーコード

 

カレンダー

12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

 

カウンター

 

最新CM

 

最新TB

 

アクセス解析