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いのうえ歌舞伎公演を観てきました!

≪あらすじ≫ 大陸から国を追われて日本へ逃げてきた蒼真。彼女たちは平安の京でひょんなことから坂東武士の平将門と出会う。共に朝廷から追われる身になった彼女たちは、坂東へ戻りそこで圧政に苦しむ農民たちを助けたのだが、それが反乱ということになり・・・

作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:天海祐希、松山ケンイチ、早乙女太一、平幹二郎、梶原善、高田聖子、橋本じゅん他
公式サイト→「いのうえ歌舞伎~蒼の乱」

登場人物もたくさんで、なんやかやといろいろ絡み合ってて、こんなざっくりしたあらすじでは足りないくらいなんですが。
一言でいえば「面白かった」!

観ながらも、天海祐希がおとなしい妻で収まってるわけはないよなあ・・と思っていましたら、二幕で「来ました!」て感じに期待に応えてくれる展開に。
いや~日本で一番マントの似合う女って称号を勝手に送りたい。

特筆すべきはあと馬ですね。今後ゲキシネなどで観られる方もいらっしゃるかもなので詳しくは(あえて)書きませんが。馬の殺陣なんて歌舞伎以外で初めてみました。楽しかった!
劇団の高田聖子さん演じる桔梗の見せ場が少なかったのは少しさびしい気もしましたが、今回公演では早乙女兄弟も出演しているし見どころ満載。

そしてわたくし大好きな平幹二朗!たたずまいだけでなんですかあの風格。素敵やん。。

あまりにも有名なので平将門がどうなるかは観客側も知っており、はたしてそこにどう結びついてオチがつくのかってところ。途中将門の行動にイラつきながらも「そうきたか」と毎度気持ちよく裏切られて、意外にも爽やかな終わりを迎えました。
将門って現代なら絶対オレオレ詐欺に引っかかる奴よな・・・あるいは騙されて詐欺を働く側に行くか。

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雪組公演「心中・恋の大和路」を観てきた。
心中ってつくくらいなので観た後どんよりするような感じかしらと心構えしてたんですが、意外にも一幕はコミカル。

それというのも主人公・忠兵衛がダメンズだけど愛嬌があって憎めないっていうキャラクター設定だから。
いやあ、いけませんね。完全にヒモになってるキャラクターですね、現代だと。

対してヒロインの花魁梅川は、おそらくは設定が18、9歳くらいか。
幼いばかりに男のダメさも見捨てられない、一途でけなげ、てキャラクターが、ちょうど娘役のあゆっちにぴったり。

忠兵衛の親友はいいやつで、個人的には未涼さんには悪役やってもらうのが好きですが、今回のこの役では終幕の一番の見せ場に、この人だからこそのピカイチな場面がやってきます。

ジェンヌさんそれぞれの持ち味にアテ書きしたかのような役のハマり具合が鳥肌もんなミュージカルでした。

原作は近松門左衛門の【冥途の飛脚】もともとは江戸時代の人形浄瑠璃。その後歌舞伎でも上演され、宝塚では30年前に初上演されたそうです。
歌舞伎でも若かりし片岡仁左衛門と坂東玉三郎が演じて、あまりの美男美女さ加減にもうー溜息しか出ませんわ!

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宮廷の諍い女


中国ドラマ 全76話
出演:スン・リー、ラン・シー、タオ・シンラン、ジャン・シン、エイダ・チョイほか
BSフジ→≪公式サイト≫宮廷の諍い女

【あらすじ】望まないまま後宮に入ったシン・ケイ。皇帝の寵愛をめぐって陰謀渦巻く中で、愛と友情をはぐくんでは失いつつも、頂点へ上り詰める物語。


周りから面白いよーと散々勧められてたものの、今まで中国のドラマはほとんど手を出したことが無かったのです。
が。
いやー困った困った。
観始めたら止まらない!
面白すぎる。ハマったわ~~~。

まずは出てくる女性陣が自分と同じ人間と思えないくらいに美しすぎて。特にヒロインは16歳~35歳くらい?を演じますがどの時点においてもうーつくしーーーー!
ラストのほうでは凄みも増してゾクゾクしまくりです。
素敵に最終回の残忍なこと。
しびれました。

韓国のドラマともまたテイストが異なり、叫ぶ描写はあまりなく。
互いに腹の探り合いや嫌味の応酬を繰り出すわけですが、その内容が史書や五経だの引用だったりと、嫌味も教養が高すぎて。うわあって思うよりも感心してしまうレベル。
しかし与える罰が残酷。いっそ死なせてあげなよ。。

正直登場する女性陣はだれも報われない。
けれども閉ざされた後宮内での各女性の姿が生き生きと描かれていてまったく飽きません。
本国でも大人気だったらしいこのドラマ。BSでも人気で異例の再放送がされたほど。
私レンタルで観たから費用がかさみました(泣)。
再生ボタンを押す指が止まらなかったよ・・・!

女性はきれいな人ばっかりですが、イケメンはかろうじて一人出る程度。それも辮髪というハードルの高さ(海外からみたら日本のちょんまげもかなり謎だろうな)なので、恋愛のハッピーを求めると期待は裏切られます。

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監督:アンドリュー・ラウ
出演:エディソン・チャン、ショーン・ユー、アンソニー・ウォン、エリック・ツアンほか
allcinema→「インファナル・アフェアⅡ無限序曲」

【あらすじ】シリーズ前作から、10年前の話。ヤンとラウが潜入を始める。香港の黒社会の抗争が激しくなる裏には警察の影が・・


インファナル・アフェアは全部で3部作。
1が現在とすれば、2は過去で3は未来。
だから続編とはいえ、これ一本で独立した別物と言われてもおかしくない感じです。

とはいえ1との流れを考えるとおかしくない?てところも無くはない。
そこには目をつむり。
黒社会のサムがのし上がる経路に注目していくと、複雑な人間関係が整理して観やすいです。
サスペンス色よりは人間ドラマって印象。
サムの妻のマリー姐さんがかっこいい。

印象深いのは作中で香港が中国に返還されるイベントが描かれていること。
比較的善良なほうだったサムや、ほかの人々も何かと決別せざるを得なかったような無常さが漂う。

トニー・レオンとアンディ・ラウは一切登場しません。代わりにというかモテ男で有名らしい若手が、彼らの若いころを演じております。並べたら似てないんだろうけど、遠目にするとヤンもラウもものすごく似ている・・・せいで観ていて少し混乱しました。

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インファナル・アフェア


監督:アンドリュー・ラウ
出演:アンディ・ラウ、トニー・レオン、アンソニー・ウォン、エリック・ツアン、エディソン・チャンほか
allcinema→「インファナル・アフェア」

【あらすじ】ギャング組織に潜入捜査で9年も入っているヤン。彼は一刻も早い潜入からの離脱と普通の生活へもどることを切望している。一方、ギャング側からひそかに警察に送り込まれているラウ。彼らが互いにもたらす情報で、警察もギャングも双方スパイがいると認識。互いにそれをあぶりだそうとするのだが・・・


久々に鑑賞。
日本がこの映画をリメイクして制作したドラマ「ダブルフェイス」を見たもので。
改めて「ダブルフェイス」はかなりの部分が忠実に作られていますね。

内容はダブルスパイの情報戦で、助かったと思いきやどんでん返し~が繰り返されます。
展開が早くってまったく飽きる暇がない。面白いです。
最後に漂うなんともいえん無情観がしびれさせます。
香港での原題が「無限道」です。

時間が長い分掘り下げも増やせた感じで「ダブルフェイス」のほうが終わりとしては好きかも。

この映画はハリウッドで「ディパーテッド」にリメイクされてます。
ディカプリオが出ていたんだね。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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