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かぞくのひけつ

かぞくのひけつ

kazoku.jpg監督:小林聖太郎
出演:久野雅弘、秋野暢子、桂雀々
2006年作品
かぞくのひけつ(2006) - goo 映画


思春期の少年。彼女とはうまくいってない。家族は父親が昔から女遊びが直らなくって今も他に女がいる。その女はしれっとウチにやってきたりする。彼女は彼女で他の男と…?

大阪舞台だからこその軽妙さなんだろうな~。
コテコテとはちと違う。
これって東でつくったらもっとドロっとしたものになっていそうだ。

しかし男子っていろいろ大変なんですね。

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大帝の剣

大帝の剣

taitei.jpg監督:堤幸彦
出演:阿部寛、長谷川京子、宮藤官九郎ほか
2007年作品
大帝の剣(2006) - goo 映画

宇宙からやってきたオリハルコンでできた三種の神器(?)。それをもつ者たちと、宇宙人同士の戦いがタッグをくんでのハチャメチャ娯楽時代劇。


あらすじ説明できない。観てください。
とにかくぶっとんでる。

黒木メイサの美剣士ぶりがきれいだった。その昔「里見八犬伝」の志保美悦子演じる男装の剣士にすっかりメロメロになってしまったのを思い出しました。
クドカンがむしろ普通の人間てのが逆に新鮮。
個人的には杉本彩さまをもっと観たかったなあ。

それにしても竹内力はICHIでも共演者がかすむくらいの濃ゆさを見せてくれましたが、この映画でも濃いな!
あふれんばかりの、だだもれの濃密さですね!
登場するだけでなぜかやたらとテンションあがってしまうのです。
特殊メイクしてからのほうが濃ゆさが薄くなってるというのはなんでなんだ。

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千羽鶴

千羽鶴

監督:吉村公三郎
出演:小暮実千代、杉村春子、乙羽信子ほか
1953年作品
千羽鶴(1953)(1953) - goo 映画

三谷は亡き父の愛人、ちか子のお茶会に出席する。実は仕組まれたお見合いだった。しかしそのお茶会には、父の愛人2号とその娘も出席していた。愛人2号は父の面影を三谷に見てぐいぐい接近してくるのだが…

原作川端康成、脚本新藤兼人、撮影宮川一夫。ゴウジャス。

それにしても、冒頭のお茶会からすでに小心者の私としては胃がギリギリしそうないやあな空気。
ああ、女の情念が恐ろしい。
湿度の高い暗い部屋で、妙な汗でシャツが張り付いてるような気分です。
激しいことはしでかさないのですけれども、父の愛人2号=小暮実千代に迫られる恐怖。
嵐の夜、ずぶぬれで立つ愛人=杉村春子!
さらに形見と言って口紅の残る茶碗を渡される。

ぎゃ~~~~~~~!!いやや。こわいよ!ホラーだ!

吉村監督は女性を描くのに定評があるそうです。
たしかに、愛人2号の娘=乙羽信子はおとなしく礼節のある娘。彼女はほのかに三谷に恋心を抱いており、玄関口に三谷を迎えに急ぐ際、着物の袖がふすまに挟まったのを乱暴に引き抜くそのしぐさ。
心がはやってるのがよくわかる。
しびれるなあ。

後年同じ原作で増村保造監督が製作しています。ぐんと強烈だそうです。
何しろ若尾文子と京マチコ。そちらも面白そうで気になります。
京マチコ一人でかなり濃いのに、三谷役が私の大好きな平幹二郎。
そこまで濃くしていいのかと逆に心配になってしまうのです。

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津和野城

島根県にある津和野城跡に行ってきました。
こちらは建物は現存しておらず、石垣遺構です。
詳しい写真はのちほどHPにアップするとして、ともかくものごっつい山の頂にあり、よくこんなところまで石垣の石持ってきたよなとくらくら。

城跡へは遊歩道を上って、大手門から入っていくルートもありますが、なにしろ急峻。本丸近くまですぐにいけるリフトがありますので体力に自信のない方はぜひこちらを。
でもかなりの傾斜で高所恐怖症の方にはつらいと思われます。
リフト自体はスキーに比べりゃすぐ下にネットもはってあるのでそんなに高くないのだが。
リフトのところで働いてらっしゃる方々は親切でお茶目さんだった

最近何かにとりあげられたわけでもないからもしや観光客は私らだけかと思ってたが、リフトで行ける気安さからか年配のご婦人方も日傘をさして散策されてました。

以前ウッチャンナンチャンの内村が、「観光に来たおばさん」のひとりコントで「はう~~~ん、マイナスイオン」てやってたけど。
やっぱり言っちゃうって。マイナスイオン。

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貴族の階段

貴族の階段

監督:吉村公三郎
出演:森雅之、細川ちか子、金田一敦子
1959年作品
貴族の階段(1959) - goo 映画

享楽的な生活を送っている貴族。軍国主義に向かおうとしている中央を尻目に、彼らは色恋に身をやつしている。そのはじまりが父が息子の婚約者に手をつけたことなのだが、それを知らず息子は軍国主義に魅せられて…。


日本が戦争に走るきっかけともいえる、2.26事件。いわばその前夜といった作品。
不穏な空気を見ても親たちは気にせずこれまで通りの暮らしを望み、子どもたちは敏感に察知して暗く不安な思いに包まれている。
タイトルの階段から転落するのははじめは馬鹿にされてる軍人だったのだが。

貴族の儚さへの憧れとねたみがある?
太宰治の「斜陽」は1947年。
こちらは武田泰淳の「貴族の階段」。
エレガントというよりか享楽への嫌悪感みたいなものを感じます。
そういや太宰の「ヴィヨンの妻」映画公開これからなのです。
気になる。

最近観るドラマや映画がほとんど新藤兼人が脚本を書いている。どんだけ仕事してるんだ???!!!
おそろしや。
それがほとんど外れナシなのだからすごすぎる。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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