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セントアンナの奇跡

セントアンナの奇跡

sennto.jpg監督:スパイク・リー
出演:デレク・ルーク、マイケル・イーリーほか
セントアンナの奇跡 - goo 映画 これから上映


一人の善良な郵便局員が突然窓口にやってきた男を射殺した。犯人の男の部屋からは貴重な彫像が発見された。なぜ彼は男を殺したのか?彫像はなんなのか?
その答えは第二次大戦中のイタリア、ドイツ兵に囲まれている現地イタリア人パルチザンと、そこへ渡っていたアメリカ兵のいたセントアンナにあった…


最後にきちんとオチルので、これが実話をもとにしてるということにまず驚く。

戦時中の映像はむごくて観るのがつらいが、これは描かなくっちゃいけないよな。
実際に前線に送られたのがアメリカの黒人兵であり、祖国のため、自由のために戦いに行ってるのに自軍からも冷たい仕打ちを受ける。
そんな彼らは無関係のイタリア人パルチザンの中で、黒人ではなく、個人として認識されることで、心の自由を得ていく。

戦争といった極限状態にあって、人間はどうあるべきか。人間でいられるのか。
少なくとも自分には自信ないな…。

三すくみがそれぞれ神に祈る場面がある。その後の展開は神なんかいねえ!と叫びたくなる。

ラストはちゃんと救いがあるのだけれど、殺しの連鎖が強烈に印象に残ってむなしさが大きかった。
いいことも悪いことも次世代に引き継がれていくのか。

ところで誰が使い始めたのか、死亡フラグてうまいこと言うよね~。立ってた。

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MT車はどこにいくの

車の買い替えを考え中。

長いこと乗っていた車はマニュアル=MT。
一番最初に買った車からずうっとMTで、渋滞にはまるとめんどくさいのは確かだが、それ以外はシフトなんて無意識に動かしてるからどうってことない。
なによりシフトレバーがカコンカコンと「今入りましたっ!がんばります!バトンうけとりました!」そう言わんばかりのあの手ごたえが好きだ!!!

しかしいつの間にか世の中はオートマ=AT全盛になっていたのですね。
今所有してる車は購入した時点ですでに中古だったので、それから10年もたってる今となってはガタがきはじめてる。
エコカー減税が始まった今こそ買い替え時かな?といろいろ新車をチェックしてみても、ATばかりで悲しくなってきた。

これからどうしたってMTは少なくなっていくだけだろうから、ここでATにするのが賢い判断なのかもしれません。
でもなあ。レンタカーでけっこうAT乗るけど。楽だけど。楽すぎて物足りない。

男の車の選び方でその人の女の選び方がわかるという。これそのまま逆の立場にしたら、自分の好みは《周りから人気ないけどマニアックに特化したものがある、デザインは多少角のあるかわいらしい系》ということになるのか。
どんな男だ。

もう日本車はあきらめて外車にするほうがいいのか?
ますますどんな男だ。

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ザ・ハッカー

ザ・ハッカー

hakka.jpg監督:ジョー・チャペル
出演:スキート・ウールリッチ、トム。ベレンジャー、ラッセル・ウォン他

goo 映画

アメリカで一番有名なハッカー、ミトニックと、それを追うコンピューター物理学者との攻防を描く。
実話をもとにしたフィクション。

この映画は1999年の作品なので、なつかしいダイアルアップの接続方法。
それにしてもこれがほぼ実話だというのがすごい。
とくにカード決済でほとんどを済ませてる人はぞっとする内容の映画。
面白かった。

これがまさにアメリカが恐れているというサイバーテロの方向性なんだろうな。現代はほとんどがコンピューターで管理されているから、いつこの映画のような脅威に襲われるかわからない。
実際昨日もアメリカの政府のサイトが侵入されたという。その気になれば簡単に入れるぜって人が世界にかなりの人数いるかもしれない。
アナログ人間の私からはもう何が何やらおろおろするばかりだろう。

ところでこの映画に出てくる物理学者、シモムラさんは、クラゲ研究でノーベル賞をとった下村さんの息子さんだそうだ。こちらもその世界では知らない人がいないというすごい人。下村さん親子の脳みそのシワを伸ばしたら、全長で火星くらいは軽くいけるんじゃないかなあ。

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少年

少年

syounen.jpg監督:大島渚
出演:阿部哲夫、渡辺文雄、小山明子ほか
少年(1969) - goo 映画


当たり屋で暮らしている家族。父親は軍人上がりでろくに働こうとせず、母と少年が金を稼いでいる。そうしていると母が第三子を妊娠し、弟と両親をかかえて、少年が家計を支えていくことになるのだが…


子供の時分には他との比較対象が見つからないと、自分の家のあり方が普通だと認識して、なんの疑問も感じない。
この映画の少年もまた、当然のことなんだと当たり屋の技術も磨いていく。

世の中には、あるんだけどあえて見たくなかったことというのもありまして。
あまり知りたくなかった。だからこそ世に訴えたくて作られた映画なのかなあ。
かといって映画がつまらないわけではありません。
観終わった後なんともブルーな、悲哀と虚しさを抱えることになります。

主人公の少年を演じているのは全くの素人の子供だそうだが、信じられない。
意志の強い目と、ナチュラルなしゃべり。
本当に素人さん?!
すごすぎる。

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キルトに綴る愛

キルトに綴る愛

kiruto.jpg監督:ジョセリン・ムーアハウス
出演:ウィノナ・ライダー、ケイト・キャプショー、ダーモット・マローニー他

キルトに綴る愛(1995) - goo 映画

大学生のフィンは恋人からプロポーズされてるが、家庭におさまらず奔放に生きる母を考えると、結婚に踏み切れずにいる。そんな折、祖母のところでキルトを作る仲間が集まる。フィンも参加して、キルト仲間の恋や結婚の話を聞いていろいろ感じるところがある…

やさしい、女性のための映画。
語られる内容は当事者的にはハード。
しかし思い出としてフィルターがかかっているので、キッツイなあということもなくすんなり体に入る。

お国柄もあるのかもしれませんが、なかなかこういう話はしませんよね。同年代の友達なら別だけど。
実際に自分の祖母から聞かされても、私なら吹いてしまうか、どうしていいやら困ってしまいそうです。
でも恋バナをいろんな年代の人とできるのって素敵ですなあ。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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