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コミックスの発売が3月にあります。

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英国王のスピーチ

eikokuou.jpg監督:トム・フーパー
出演:コリンファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーターほか
公開中→「英国王のスピーチ」

《あらすじ》 子供のころから吃音がコンプレックスだったジョージ。彼は英国王の二男(現エリザベス女王のお父さん)。スピーチをしなくてはならない場面が多い立場なだけに、こっそり治そうとはしてきたものの、なかなか効果があがらない。妻が捜したドクターローグの一風変わった治療で少しだけ光が差し込んだと思った矢先、周囲の状況が予想外に厳しいものへと変化していき…


障害に限らず、何らかのコンプレックスをもつ人であれば共感応援必至の作品。第二次大戦を目前にしてのスピーチの必要性という時代背景はあるものの、あくまでジョージ6世と彼を取り巻く人間との交流メイン。大作でなく小じんまり。アカデミーで期待高めてしまうとけっこう地味に感じられる。


たぶん誰でもコンプレックスはできるだけ刺激されたくないし、忘れて暮らしていたいくらいなのに、この主人公ジョージはそれを全国民に披露しなきゃならない。想像しただけで国外に逃げたい気持ちになるだろうと!なぜに逃げるのがジョージじゃないのかと!
私には向いてないんだよと泣くジョージにもらい泣きしそうに。気軽に頑張れなんて言えん。

そんな彼を観客として見守って、ラストのクライマックスではもう、親バカなママ気分。とにかく必死の姿を観てるだけで胸いっぱい。

正面から自身の症状と向き合ってる姿を描くも、辛くて苦しいのよう…ってむやみやたらと訴えるわけでなく、意外にも全編軽妙なセリフだったりして笑える場面も多い。出演してる俳優さんも皆巧いし作品の作りも巧いなあ~。
 

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笑いながら泣きやがれ

warainagara.jpg監督:ジャスティン・モロニコフ
出演:クレア・ムンデル、レイチェル・ロビー、アラステア・クラークほか
日本劇場未公開→allcinema「笑いながら泣きやがれ」

《あらすじ》 スタンダップコメディを生業にしているジョーイ。しかし全く売れず、酒と薬に走り、持ってるのは借金と別れた女房との間にある一人娘だけ。そんな彼にも運が向いてきた。大物プロデューサーが週末にライブにやってくるというのだ。気合いを入れ直すジョーイだが、そこに昔の同級生だと名乗る男が現れる。その男フランクに会ってから、ジョーイは不穏な策略に巻き込まれていく…


スコットランドのアカデミー賞最優秀賞受賞作品。何がおきるのかと期待させる展開でさらっと面白い。なぜ日本で公開しなかったのかなあと思わなくもないが、おそらく主人公ジョーイの舞台での持ちネタが原因。どん引きレベルの下ネタの連続で、これはなかなか厳しそうだ。

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ろくでなし啄木

takuboku.jpg三谷幸喜作品の「ろくでなし啄木」舞台を観てきました。

結論から言うと面白かった。
今まで映画や舞台での三谷作品を数えるほどしか観てないのですが、あくまで群像劇のドタバタコメディのイメージしか持ってなかったんです。
この舞台は掛け合いの面白さもあるものの、登場人物の三者三様のキャラクター性をぐっと掘り込んだ内容になってました。各々が語る事実の側面から、心情が徐々に明かされていく作り。
イメージと違ってて驚きました。

勘太郎さんは声がお父さんにそっくりになってきましたねえ。目をつむってると一瞬わからなくなるくらいだ。

脚本・演出:三谷幸喜
出演:藤原竜也、中村勘太郎、吹石一恵

《あらすじ》 のちに有名な歌人となる石川啄木と、その情婦、さらに友人の三人での旅行。旅の宿での一夜の事件を最後に彼らは二度と会うことが無くなる。その事件の真相は…

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倫敦(ロンドン)から来た男

rondon.jpg監督:タル・ベーラ
出演:ミロスラヴ・クロボット、ティルダ・スウィントン、ボーク・エリカほか
倫敦から来た男 - goo 映画

《あらすじ》 鉄道員のマロワンはある夜殺人を目撃する。被害者が落とした鞄をマロワンが拾ってみると、中には大金が入っていた。彼はそれを警察に届けることも無く普通に過ごそうとするが、彼に付きまとう男もいて…


ミニシアター、アート系の作品。大金を拾ったことから転落していく凡庸な男を描き出す。
シャープなモノクロの画面がカッコイイ。びっくりするほど長回しのワンカットを多用する監督さんで有名だそうだ。
なにしろ、セリフらしいセリフが映画が始まってから30分は過ぎないと出てこない。機器の音声が壊れたかな?とちょっと不安になった。ストーリーはたいして入り組んでないのでわかるけれども、ストーリーよりも世界観や作家性を味わうタイプのものな気がします。

ほとんど心情の説明はなく、登場人物の関係性もすぐにはわからない不親切さ。それゆえの不安感か、常にスクリーンが緊張感満載で張りつめている。独特の目線が奇妙な距離感を生み出している。同じ村の住人で顔か名前くらいは知ってるけど直接は関わりない。でもその人のことはなんでも見えて知ってる……。そんな視点のカメラ位置で、この感覚は見てみないことにはちょっと説明しがたい。


 

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プロフィール

HN:
藤井みつる
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性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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