監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:イザベル・ユペール、ブノワ・マジメル、アニー・ジラルド、アンナ・ジーガレヴィッチほか
あらすじ: ピアノ講師のエリカ。母とくらす中年女性である。ある演奏会で知り合った若者が、エリカに想いを寄せて付きまとい始める。最初は拒んでいたエリカだが、徐々に心を開いていく。しかし最初あんなにも拒んでいたのは深い理由があった…
2001年カンヌ映画祭グランプリ作品。
ピアニスト(2001) - goo 映画
一言でいうと変態かつ純愛ラブストーリー。
最初エリカがどういう人物なのかいまいち掴めず、単に変わりもので偏屈でキモイと思って観ていた。厳格な母親と異常なまでに緊密で、たまに母から逃れるように夜さまよう。カーセックスをしてる若者たちを覗き見する。すでにこの辺で付いていけなくなる人が出てきても不思議はない。私もこの辺まではだいぶ引きながら鑑賞。
これが一途に追ってくるワルターと通じたかな?てあたりから目が離せない展開になっていく。
エリカが本当の自分を彼にさらけ出し始めるのだ。しかしワルターはなかなか受け入れることができない。
エリカもワルターも、愛してる人のために自分がどうにか変わればいいのだ、相手に合わせればいいんだ、と努力はするものの、最後にはエリカの選んだ道はどこへも向かっていかないものだった。
エリカ、最初は観てて気持ち悪い女でどこが魅力があるのかさっぱりわからんのですが(ラストまで一般的な感覚からはやはり引く女性だ)、最後には母にも彼にも誰にも受け入れてもらえない可哀そうな人にしか見えない。
でゅわ~~~~、この観終わった後のなんとも言えない感じをどうすりゃいいのだ。”漠然とした不安”はまだ希望がある。この映画は音のない真っ暗な宇宙に独り置いてかれたような茫洋たる孤独。
ありのままを受け入れるって…口で言うのは簡単だが。いやあ、無理かもしれん。
ところで観ていてかぶるなあと思いだす漫画がありました。
喜国雅彦著「月光の囁き」。こちらはこの映画とは男女が逆パターン。もう十年以上前の作品。衝撃的だった。
性癖にばかり目がいきそうだが、人間はどこまで好きな人を愛せるんだろうかという深い作品でした。
引っ越しするにあたり手放したが、男の後輩にあげたんだった。単にそのときいたから渡しただけだが、今になって思い返すと何かいろんな誤解を生んでるような気がする。
まあいいか。
PR
これが一途に追ってくるワルターと通じたかな?てあたりから目が離せない展開になっていく。
エリカが本当の自分を彼にさらけ出し始めるのだ。しかしワルターはなかなか受け入れることができない。
エリカもワルターも、愛してる人のために自分がどうにか変わればいいのだ、相手に合わせればいいんだ、と努力はするものの、最後にはエリカの選んだ道はどこへも向かっていかないものだった。
エリカ、最初は観てて気持ち悪い女でどこが魅力があるのかさっぱりわからんのですが(ラストまで一般的な感覚からはやはり引く女性だ)、最後には母にも彼にも誰にも受け入れてもらえない可哀そうな人にしか見えない。
でゅわ~~~~、この観終わった後のなんとも言えない感じをどうすりゃいいのだ。”漠然とした不安”はまだ希望がある。この映画は音のない真っ暗な宇宙に独り置いてかれたような茫洋たる孤独。
ありのままを受け入れるって…口で言うのは簡単だが。いやあ、無理かもしれん。
ところで観ていてかぶるなあと思いだす漫画がありました。
喜国雅彦著「月光の囁き」。こちらはこの映画とは男女が逆パターン。もう十年以上前の作品。衝撃的だった。
性癖にばかり目がいきそうだが、人間はどこまで好きな人を愛せるんだろうかという深い作品でした。
引っ越しするにあたり手放したが、男の後輩にあげたんだった。単にそのときいたから渡しただけだが、今になって思い返すと何かいろんな誤解を生んでるような気がする。
まあいいか。
PR