監督:ティエリー・クリファ
出演:ジェラール・ランバン、カトリーヌ・ドヌーブ、エマニュエル・ベアールほか
輝ける女たち(2006) - goo 映画
キャバレーのオーナーが死んだ。葬式で疎遠だった家族たちが集まってくる。長いことオーナーの息子同然だったマジシャンでなく、実の息子に店を継がせる遺言に、それぞれ想うことがある。秘めてきた過去も包み込んで、ずっと店は続いていく…
大きい事件が起きるわけでもないのに、妙に面白い。
集まってくる人々というのがみんなひと癖あって、抱えてる悩みもあるんだけど、どれもストレートにぎゃんぎゃんやりあうわけでもなく。自然とわかりあえる方向にながれていくのが心地よい。酸いも甘いも噛み分けきった大人たちの群像劇。キャバレーのショーにのせてべアールの歌声も素敵。
最後にはいろいろある人生だけど、まあいっか!て気分になれる。人生讃歌です。
どんなに冴えなかろうが後ろ暗い過去だろうが「私の人生よ!」と言い切る潔さがかっこよくてシビレマス。
カトリーヌ・ドヌーブはしかしきれいだな~。彫刻か何かのように、全方位大丈夫!な女優さんだからセクシーイメージは逆に感じないのだけれど、実際にはセクシー役ですよね。美しすぎてむしろ背徳な匂いが…退廃的なところがそそるのでしょうか。
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