監督:黒澤明
出演:志村喬、金子信雄、関京子、小堀誠ほか
生きる(’52) - goo 映画
《あらすじ》 無気力に役所の仕事を続けてきた渡辺。妻は亡くなり息子夫婦と同居している。そんな彼が自分が癌であることを知り、改めて生きることについて答えを求めていくのだが…
あまりにも有名な作品。でも初見。ざっくりと"癌にかかった男が公園を作ることに尽力する話"と知ってはいたものの。なんだか重そうだよなあ~となかなか手が出ませんでした。
いざ観ると重いけど重厚て方向。
世界のクロサワ。巨匠作品なのにおまえナニサマだよと自分にツッコミもしつつ。まず長い。二時間半あります。前半40分くらいはあんまり面白くない…。上司にこんなになつかれたら若い娘さんは怖くてたまらんと思う。
ある時点から一念発起して、公園設立へのサクセスストーリー的なもんがくるかと思ってるといきなり通夜の場面へ。
そこからが面白い。ああ…さすがは巨匠でした。通夜に列席した面々が各々好き勝手なことをほざいていくなかで、まるでサスペンスのように生前の渡辺の姿が浮かび上がり、彼らもある結論に達する。またこの大人数一人一人のいやらしさなども丁寧に出てまして、これほどに人間を描き出す手腕こそが天才なんだなあと改めて感服しました。
「命短し恋せよ乙女~♪」のフレーズ、そして渡辺が開眼した時の曲。挿入される歌の演出が象徴的で素晴らしかった。
生きるってなんだろう。死ぬこととみつけたり…は武士道か。
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世界のクロサワ。巨匠作品なのにおまえナニサマだよと自分にツッコミもしつつ。まず長い。二時間半あります。前半40分くらいはあんまり面白くない…。上司にこんなになつかれたら若い娘さんは怖くてたまらんと思う。
ある時点から一念発起して、公園設立へのサクセスストーリー的なもんがくるかと思ってるといきなり通夜の場面へ。
そこからが面白い。ああ…さすがは巨匠でした。通夜に列席した面々が各々好き勝手なことをほざいていくなかで、まるでサスペンスのように生前の渡辺の姿が浮かび上がり、彼らもある結論に達する。またこの大人数一人一人のいやらしさなども丁寧に出てまして、これほどに人間を描き出す手腕こそが天才なんだなあと改めて感服しました。
「命短し恋せよ乙女~♪」のフレーズ、そして渡辺が開眼した時の曲。挿入される歌の演出が象徴的で素晴らしかった。
生きるってなんだろう。死ぬこととみつけたり…は武士道か。
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