出演:ケリー・ローランド、マノロ・ブラニク、クリスチャン・ルブタン、ピエール・アルディほか
映画公式サイト→「私が靴を愛するワケ」
≪あらすじ≫ 複数人のインタビューから、靴をめぐるフェティシズムや歴史や、時代の変遷にともなう女性像。
靴好き、ではとどまらないような靴コレクターや、靴デザイナーたちのインタビュー映画。
あくまで真面目な靴の考察。
靴に興味がある身としては面白かったですねー。
靴って実用的だけど服とはまた意味合いが違いますよね。女性にとって。個人的には痛いのは嫌だし、サイズもなかなかないし、置く場所もないし。で、無難なものいくつか、程度しか持ってないのですけども、鑑賞用としても靴を見るのは好きです。
曲線の複雑なフォルム。でも人の足が入って歩けなくてはいけない、ていう制限。特にハイヒールは歩くことを拒否してる。かといって置いて飾ってても意味がない。女性が履いてあるかないことには!
10センチ以上のヒールは解剖学的にも無理があるとわかっていながら量産される。直系わずか1センチ弱の接地面で、全体重を支えるなんてこと自体が、ちょいと考えれば狂気の沙汰だ。
当然足は痛くなる。変形もする。男性デザイナーは、女性は痛みに強いし快感なんだよ、と言い。女性デザイナーは実用性も欲しがるけど、デザイン的には保守的になりがち。
とにかく矛盾をかかえてるこの代物。言葉で説明しきれないけどとにかく欲しいのよ、の一言に集約されてるよね。
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