作:アーサー・コビット
潤色:中村一徳
出演:蘭寿とむ、蘭乃はな、壮一帆ほか
《あらすじ》 パリ、オペラ座。オペラ座の支配人さえもその存在を無視できない、謎の怪人伝説がある。怪人はオペラ座に巣食っていて、公演に納得いかなかったりすると抗議してくる。そんななか、オペラ座を買い取った夫婦が好き勝手に経営しようと活動し始める。怪人は天使のような声を持つ衣裳係=クリスティーヌに惚れこみ、彼女の後押しをするのだが、支配人夫婦は…
有名な『オペラ座の怪人』のアレンジ。個人的にはこちらのほうが好き。元のオペラ座の怪人は、キモイストーカーに見出されたクリスティーヌが最後にはまんまと逃げおおせ、おいしいとこ取りした話…そんな認識だったので、「ファントム」では怪人にも過去も事情も素直な恋心もありまして、と見せてくれるこちらのが理解しやすい気がします。
花組は春にトップが交代して、それまで宙組だった蘭寿さんが花組に出戻ってのトップ就任、お披露目公演。トップのコンビも新たに蘭蘭コンビとしてスタート。娘役のはなさんはクリスティーヌにはちと歌唱力が足りないかな~と思うも、二番手壮さんとの銀橋で蘭寿さんとデュエットした場面は、聞き応え・見ごたえありました。立派なトップでした。
衣装や舞台もキラキラ。もしファントムが好みでなくても観てるだけでも楽しめる事請け合い。オススメします。
嫌味な役=カルロッタを演じた桜一花さんも素敵でした。すごい好きになったよ。
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