作・演出:小池修一郎
ハリウッドのサイレント全盛期のスーパースター、ルドルフ・ヴァレンチノの生涯を描いた舞台。
イタリアから移民としてアメリカへ。いつかオレンジ農園を開くことを夢見ていた少年は、紆余曲折をへてハリウッドへ。そこで見出され、世紀のスターとなるも、若くして夭逝する。
もやあんと、急に亡くなって、熱狂的なファンが後追い自殺したんだっけ?程度の知識しか持っていませんでしたが。
観終わったあとじーんとしちゃいましたね。
何度目かの再演らしいですが、それも納得の、大人ならわかる胸にしみる内容でした。
ルックスからどちらかといえばセクシャルだったりワイルドなイメージを抱かれてたらしい(今回の内容ではそう)けれども、本当の彼は、どちらかといえば純朴。イタリアから夢を抱いて新天地にやってきた少年のままで、世間や周囲のイメージとのギャップに苦しんだようです。
逆にトップスターになりながらスレもせず純真さをキープしてるほうが凄いとも思うのですが、本人としては、根が正直なだけに辛い状況だったのですね。
大人になってから観てると、もし亡くならなかったら…も想像しちゃうんですけども、そこは書かないでおきます。観た方が想像したほうが楽しいですよね。
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