さあて、今日はバリチェロがやっとこ優勝しましたよ!
おめでとう!久々の一番高いところ!
ベテランが勝ってくれると嬉しいです。
以下バリチェロ物語↓長いです。
バリチェロはフェラーリ時代にはミハエル・シューマッハのチームメイト。
フェラーリはシューマッハを優勝させる作戦を前面に出して、バリチェロには、たとえば「一周○秒で走って後続車妨害しちゃいなよ☆」みたいな指示ばかり出していたわけです。これがあまりにも露骨だったために、F1ではわざと優勝を譲ったりするようなチームオーダーが禁止されました。
この当時直で指示をだしてたのがロス・ブラウン。
バリも「こんなんやってらんね~」とフェラーリを飛び出しHONDAへ。
HONDAではそんなことはなかった。というか、マシンの出来が悪くって優勝にからまなかったのが実情。
HONDAは活路を見つけてくれと、バリの宿敵(?)ロス・ブラウンを呼び寄せます。
それでもマシンがダメで成績振るわず。
翌年にはHONDAがF1撤退決定!
バリ的にはチームオーダーどころじゃない。
HONDAがなくなったら、ほかに走らせてくれるチームなかったんじゃないか?すでに36歳。
F1ドライバーとしての危機である。
ところが。
そこで手をあげたのがロス・ブラウン。
HONDAを引き継いで新たにチーム・ブラウンGPを立ち上げて、ドライバーもそのまま引き受けた。
年が明けてみたらなんとブラウンGPの快進撃。HONDAもあと一年粘ってくれてたらなあ。
表彰台からしばらくかけ離れてたバリ。今年になって登れるようになりました。
そうしたら、今度はチームメイト・バトンを援護しろって走りの指示が来るように(本人が言うには)。
またまた「おもしろくね~よ!」とふてくされたりもしてたバリ。
やはりブラウンは天敵なのか?
と、思っていたら。
今日ですよ。今日やっと、トップを走っていたら後続のマクラーレンがミス。その間に差をかせいどけと指示出ました。
「GO!」
ドラマ仕立てで想像すると、このGOに感涙。
その甲斐あってフェラーリ以来の優勝!
おめでとうバリ!
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