演出:溝口健二
出演:田中絹代、森雅之
武蔵野夫人(1951) - goo 映画
不誠実な夫と、先祖からの土地に一緒に住んでいる道子。そこへ道子のいとこが復員してくる。いとこは道子へのつのる思いをぶつけるのだが道子は…
親の教えを守り自分の気持ちを押し殺してまでもそこにしがみつく道子。わざわざ取り上げられてることを思うと、この当時ですでに珍しいタイプの女性だったと思っていいのかな。
やたらとまじめな人はどう出るか読めないこともある。
この映画の主人公道子もそうで、ラストには、ええ……?!ということをやってのける。一発逆転だけれどもう少し融通がきいてたら他の道があったのでは。
見事なキャラ立ち、面白かった。
真珠夫人といい、誓いがはやってたのだろうか?
せまってくる従兄に、道子「私も愛しているわ。でも今はだめ。誓って」
「何に」
「わからないわ」
誓えるかーーーー!!ちゃぶ台返し。
すっかり男の気分になってしまいました。
口だけ適当に言っとけばいいんじゃあ、なんて思った自分はかなり薄汚れてしまったのか。
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