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太平記

NHK大河ドラマ全49話
原作:吉川英治「私本太平記」
脚本:池端俊策、仲倉重郎
出演:真田博之、沢口康子、陣内孝則、片岡孝夫(仁左衛門)、片岡鶴太郎、高嶋政伸ほか

[あらすじ]鎌倉幕府の実権は北条氏が握っていた。京都の天皇家にも北条氏は口出しし、それを快く思わない後醍醐天皇は北条討伐を掲げるも失脚。しかし鎌倉方にも北条憎しの気運は高まり、足利尊氏を筆頭として、後醍醐天皇と手を組んで打倒北条へと動き出す・・


リアルタイム放送時には観てませんで、最近全話一気に見たのです。これが・・・面白かったーー!!
なんですかこれ。10代のころに観てたら同人誌作ってたかもしれませんや。
最近の大河もびっくりな、これもイケメン大河といっていいんでは。主演が真田博之。脇に本木雅弘だの陣内孝則だの。ちょっとだけだけど豊川悦史も。梨園きっての美男子片岡孝夫だしね!

しかしこのドラマ、そんな並み居るイケメンよりも、武田鉄也演じる楠正成が男気があって一番かっこいいという・・!
あ、そうそう。時代劇ではめったにお目にかからない南北朝時代のお話なんですよね。
もやーっと楠正成や学校で習った尊氏たちは覚えちゃいたけど、具体的にどんな流れで朝廷二つなんてめんどくさいことになってたのか、このドラマで初めて知りました。

このドラマでぴか一は鶴太郎です。いんやー素晴らしい。今後北条のこの役やる人って意識せずにはいられないんでないかい。滅亡時の演出も、んまあなんてどSな!素晴らしいですわ!
終盤の、臣下の遺体を馬上から見下ろす尊氏の場面でも、どうやら偶然らしいですが、馬の足の角度もまるで一枚絵のような角度でして。何か持ってるとしか思えませんこのドラマ。

長いからそうそう機会もないとは思いますが、万一機会がありましたら、ぜひ一気に観て下さい。損はしません。

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パレードへようこそ

監督:マシュー・ウォーチャス
出演:ビル・ナイ、イメルダ・スラウントン、ドミニク・ウェストほか
→allcinema[パレードへようこそ]

[あらすじ]80年代、イギリス。不況に揺れる情勢のなか、政府は炭鉱の閉鎖を決定。それに反対する炭鉱夫たちのストライキが全国で同時多発していた。警察からひどい扱いをうけてたのは炭鉱夫だけではない☆と立ち上がったのは・・
個人的に、イギリスの映画で炭鉱関係の時代設定のものが結構好きなものが多いです。
傑作とまではいかなくても、小ぶりながらの良作が多い。『リトル・ダンサー』『ブラス!』など。これもその一つ。ちなみに邦画でも『フラガール』がありますね。

同じ迫害されてるもん同士、同性愛者も炭鉱夫を応援するよ!といっても受け入れてくれるところはそうそう無く。
でもだんだんと、互いを色眼鏡で見ることをやめていけば仲良くなれる。

なんというんでしょうか、この映画で描かれる「仲間」という関係の距離感が絶妙にいいんです。べたべたしすぎず尊重しあっている。
当初はなんの共通点も接点もなかった同士が、出会ったことによって人生に大きなうねりが生まれるんですよね。行動しないということは人生に怯えてるってことなんじゃないかと感じます。

パレードはストライキのことだそうで、この当時盛んにストライキが行われました。発端の炭鉱閉鎖を進めたのが、前回の記事のサッチャー首相です。
映画で歴史をいろんな目線から追うのも記憶に残って勉強になります。

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監督:フィリダ・ロイド
出演:メリル・ストリープ、ジム・ブロードベント、オリヴィア・コールマンほか
→allcinema[マーガレット・サッチャー悦の女の涙]

[あらすじ] イギリスで初の女性首相となった、サッチャー。鉄の女と称された彼女の半生を描く。
世界中がわかってることだけど。メリル・ストリープすげえ。。。
リアルタイムでのサッチャーを、私も観ていたはずなんですけども、この映画を観てるとメリル・ストリープがサッチャーに見えてきちゃうんですよね。
顔のつくり自体は似てるわけでもないのに!

さてモデルとなったサッチャー。首相となるまでにそんないろんなことがあったとは全く知りませんでした。
そしてサッチャーのころに既にEUの話が出ていて、サッチャーが反対していたことも知りませんでした。今となっては先見の明があったというべきでしょうか。

信念をもって政策にあたった鉄の女も、果たしてすべてに幸せで栄光をつかんだかといえばそうでもなく。公開にあたり、現在彼女は認知症であるというニュースに触れたときはショックでした。

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横道世之介

監督;沖田修一
出演:高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、綾野剛ほか
→allsinema[横道世之介]

[あらすじ] 1980年代。田舎から上京して、大学生活を送る世之介。そして彼の周りの人々。何の変哲もない穏やかな時間がそこにはあって、過ぎてみてその大切さに気付く・・・
正直、なんてことない日常が描かれていて、その割には意外と上映時間が長いな、とも言えるんですが。
これって下手な人が普通の日常を描くとただの落ちのないつまんない話になってしまうんだけど、この映画は逆に、その普通な時間がキラキラとまぶしい。

途中でなぜにこの映画のタイトルがこれなのかと、はたとわかると、いっそ間違いであってほしいと今更に願うのです。

過ぎ行く青春の日々は悲しいほどに美しい。
観終わるときにはじんわりとあったかい涙が我知らず流れておりました。
この監督さんは要チェックですね。

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配信情報

「私たちは間違いなんかじゃない」
最新話が更新されました。
4話目、詳しいことは言えない・・
見てみてくださいね!
購入ページは以下のURLです。

FP(フューチャーフォン)
http://comics.mecha.cc/?page=60&series_no=46574

SP(スマートフォン)
http://sp.comics.mecha.cc/books/86800

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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