ふじーの。

監督:ジュリアン・シュナーベル
出演：マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ＝ジョゼ・クローズほか
潜水服は蝶の夢を見る - goo 映画

《あらすじ》　脳幹破裂により、まぶたしか動かせない状態になったジャン。療法士とのやり取りでまぶたを動かすことでのコミュニケーションで自伝を書く。


絶望的状況においても自分を冷静に見て、ときにはユーモアも忘れない主人公ジャンの姿に驚嘆。
潜水服を着てるかのごとく身動きとれないのだが、頭の中では彼は蝶のように飛びまわり、国や時間までも飛び越えて羽ばたくことができる。想像が逆に他愛もないことだったりすると、観ているほうもせつなくてやりきれない。

カメラはまぶたしか動かせないジャンの心情を見事に表現していて、こちらも追体験する感覚。
鑑賞後の気分はなんと言っていいのか…まるで一緒に人生を生きてきたようで。
意外と重すぎて腹にもたれるなんてことはない。さわやか？

妻が付き添いでいるところにジャンの愛人からの電話がきて、妻が二人の仲介に入って会話するところなんて、ぞくっとしました。こういうシーン描き出すってのはフランスだなあ！
 

監督:ジェリー・クレイマー
出演：マイケル・ジャクソン、ショーン・レノンほか

《あらすじ》　世界随一のスター、マイケルの正体は、実は地球の愛と平和を守る宇宙の使者だった！三人のさらわれた子供を助けるべく、使者の姿＝ムーンウォーカーに変身して活躍するマイケル。ﾎﾟｳ！


一応あらすじってことになっていますが、そんなんど～でもいいっす。約二時間のマイケルプロモーションビデオである。お約束のムーンウォークと、極端な前傾になっても倒れない靴が登場するのはこの映画。

あらゆる意味でおかしい（笑）。マイケルロボコップになっとる。マイコーやりたい放題！でもマイコーだからいいんじゃないかな～。
ジョン・レノンの息子ショーンも出演してます。

常にトップスターの位置にいたマイケル・ジャクソンだが、彼のスター人生の中でもまさに絶頂期の作品。実際のライブ映像をまじえてあるが、とにかくマイコー！にむけて押し寄せる人々の熱さに圧倒される。一時代を築いた人というのはすごいエネルギーを生み出しますね。フォウ！