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渇き

kawaki.jpg監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ、キム・オクビン、シン・ハギュン、キム・ヘスクほか
2月27日から公開中→「渇き」公式サイト

《あらすじ》 病院で死に瀕した者を看取りつづけてきたカトリックの神父=サンヒョンは、無力感にさいなまれていた。人の助けになりたいとの思いから、謎の伝染病ワクチン開発の人体実験に志願する。そこで輸血を受けたサンヒョンは奇跡的に助かり病院へ戻ってくるのだが、偶然昔の友人家族と再会したことで自分の中に埋もれている欲望を知ることに…


怖い。エロい。気持ち悪い。そしておもしろい!

韓国映画でこれは観ようと思わせるのが私には3人ありまして、俳優ソン・ガンホと、ポン・ジュノ監督と、パク・チャヌク監督だ。日本に韓国映画を広く認知させた「JSA」、そしてカンヌで審査員グランプリを受賞した「オールド・ボーイ」と、発表するたびに軽々と一線を飛び越えていくパク・チャヌク。今回もまさにそう。
こんなバンパイアは初めて観たし、今後も観ることはないだろう。

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稲妻

inaduma.jpg監督:成瀬巳喜男
出演:高峰秀子、浦部粂子、三浦光子、村田知英子ほか
稲妻(1952)(1952) - goo 映画

《あらすじ》 清子は種違いの四人兄弟の末っ子。バスガイドをしている。長女は金目当ての縁談を清子にもちかけ、次女は夫の死後に愛人がいることが発覚。兄も生活がうまくいかず。縁談の相手はすぐに亭主気取りでつきまとう。いらだった清子は一人、家を出る決意をするが…


清子のいらだちが理解できる。
清子自身も青くささがあり、最後に感情を爆発させるところに集約されているのだが。
そこまでぶつけ合ってもいいものだろうかというレベルまで口論しても、縁が切れてしまわないところが家族でもある。その描き方が絶妙。距離感というのかなあ。

言いあいをしていたかと思うと、ひょいと目に入った、まったく今関係ないことを口にしたり。
現実的で、ある部分はうやむやに目をつむったり。
言葉づかいはもちろん現代とは違うのですが、今観てても、ああ、女性をよくわかってらっしゃる…。そうそう、こういう感じあるわ…。と思うことしきり。
どうしてここまで女性を描き出せるのだろうか。恐ろしい。


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女子フィギュア

オリンピック女子フィギュアが終わりましたね。figyua.jpg
ショートプログラムでも泣いてしまったんですが、今日も放送見ながら目頭が。年とったんかなあ。
すっかり近所に住んでるオバチャンみたいな気分になって、順位はいいの!本人が満足して滑り終わったときに笑顔になれるなら!…本気でそう思ってみとりました。

フィギュアに限らず、いったい人間はどこまで進化して記録をのばしていくのだろう。恐ろしいくらいだ。

順位は決してしまいましたが、ハイレベルで鳥肌の立つ演技だった。こんな戦いをリアルタイムで観られたことを幸せに思う。氷上のガラスの仮面か!?てくらいのライバル同士の対決。事実は小説より奇なり。
みんな凄かった。強かったね。

金メダルは青系の衣装の選手がとるというジンクスが今回も発動した…のか?

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修羅の狼 蜘蛛の瞳

kumo.jpg監督:黒沢清
出演:哀川翔、ダンカン、大杉蓮、菅田俊、寺島進ほか
Gyaoで無料配信中→修羅の狼 蜘蛛の瞳
蜘蛛の瞳(1998) - goo 映画

《あらすじ》 報復して生きる目的を失った男が闇の世界へ堕ちていく。そのきっかけとなったのは旧友との再会だった。偶然と思われた再会も、実は狙いを定めたものであり、旧友を心ならずも追いこんでしまう男は…


「蛇の道」の続編。時系列は遡っている。
前作がサスペンス要素が強かったが今作はバイオレンス色が前面に。男同士の友情と破綻。
胸に空いた穴を死体で埋めるかのような男の生きざまが虚しい。

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修羅の極道 蛇の道

hebinomiti.jpg監督:黒澤清
出演:哀川翔、香川照之、柳ユーレイほか
Gyaoで無料配信中→修羅の極道 蛇の道
allcinemaデータベース→蛇の道

《あらすじ》 娘が惨殺された男、宮下。宮下は復讐を誓う。謎の塾講師新島が手を貸し、やくざの組長や手下を拉致する。しかし彼らは自分たちは犯人じゃないと主張。犯人は誰なのか?新島はいったい何者なのか?淡々と犯人を追っていく二人だが…


真っ暗だ…。誰か私を助けて…。
フィクションでも子供がこういう目に遭うものはキツすぎる…。
普通に日常を送るかのように淡々と拉致監禁殺人していく肌感覚が怖い。
極道といってもヤクザ映画ではありませんでした。修羅の極道、とついてるのはDVD販売につき付け加えたようです。もともとのタイトルは「蛇の道」。
ノワールが好きな方ならハマるかもしれません。続編に「蜘蛛の瞳」。

最近友達と「香川の時代がきたんだね!」とよく話しているので鑑賞。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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