一般への見学ツアーがあるとは最近まで知らなかったのですが、いざ行ってみますとマニアな方々…は意外に少なく、年配の方が多かったです。人気のツアーなのですね。
市ヶ谷の敷地は東京ドーム4個分の広さがあり、中には庁舎A~E、そして記念館、隊舎などがあります。実際に中の見学が許されているのは市ヶ谷記念館と厚生棟の二つ。
市ヶ谷記念館はもと幹部学校であった建物の一部をできるかぎりそのままに移築してきたもの。昭和をふりかえる~といった番組などでは必ず登場する、作家三島由紀夫が割腹自殺をした場所であり、または大戦後のいわゆる東京裁判が行われた場所でもある。
東京裁判では写真向かって左が裁判官席、右が被告席。正面に通訳と戦勝国側のギャラリーといった配置。もともと正面は天皇の玉座があり、玉座へ向かって左右の斜めになってる壁は奥行きを強調する。そのほかも様々な工夫が施してあり、純粋に建築物としても面白い。
現在は戦争当時の手紙などが展示されています。千人針の意味など知らずにいたのですが、詳しく説明してくれるので胸に迫るものがあります。
こちらは車寄せのある正面部分。バルコニーに三島由紀夫が立って演説しました。
他に日本の防衛はいかになされているのか、自衛隊の活動はどういったものがあるのか、といったことを説明してくれます。有事の際でも出動には家族に行き先を告げずに出なければならないそうです。ご家族も肝を太くもたねばならんのだな。
この日は航空自衛隊の花形、ブルーインパルスパイロットの方を囲んでの会もあり、ヘルメットなど見せてもらって大興奮。まったく詳しくない女子連も興奮するのだから、飛行機好きな男子連が参加したらどれほど楽しいか!
防衛省ツアーオススメです。
見学には予約が必要。手続きには顔写真つきの身分証の提示を求められます。
厚生棟では売店もありお土産を選ぶのも楽しい。マニアにも嬉しい女性自衛官フィギュアシリーズも並んでるのがこたえられない。
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