監督:パク・チャヌク
出演:ソン・ガンホ、キム・オクビン、シン・ハギュン、キム・ヘスクほか
2月27日から公開中→「渇き」公式サイト
《あらすじ》 病院で死に瀕した者を看取りつづけてきたカトリックの神父=サンヒョンは、無力感にさいなまれていた。人の助けになりたいとの思いから、謎の伝染病ワクチン開発の人体実験に志願する。そこで輸血を受けたサンヒョンは奇跡的に助かり病院へ戻ってくるのだが、偶然昔の友人家族と再会したことで自分の中に埋もれている欲望を知ることに…
怖い。エロい。気持ち悪い。そして
おもしろい!
韓国映画でこれは観ようと思わせるのが私には3人ありまして、俳優ソン・ガンホと、ポン・ジュノ監督と、パク・チャヌク監督だ。日本に韓国映画を広く認知させた「JSA」、そしてカンヌで審査員グランプリを受賞した「オールド・ボーイ」と、発表するたびに軽々と一線を飛び越えていくパク・チャヌク。今回もまさにそう。
こんなバンパイアは初めて観たし、今後も観ることはないだろう。
バンパイア=妖し美しいってイメージだったんですが、まずソン・ガンホが主演だから美しいバンパイア作る気無いよねとわかる(ごめん!でも私ソン・ガンホのファンだよ!)。そこら辺を担うのはヒロインのキム・オクビン。
ソン・ガンホも数々の受賞経験をもっているが、また、共演した女優たちも海外の映画祭などで主演女優賞をさらうことが多い。彼が演じる男が狂おしくこがれるヒロインなのだから、それくらいの輝きを見せるのは作品を説得力あるものとさせて正しい姿だ。この作品でも、新人のキム・オクビンが忘れられないヒロインを演じきる。
この人妻ヒロインは、登場時は生活に疲れやつれ果てて暗い空気を撒き散らす女なのだが、話が進むにつれて別人かというほどの変貌を遂げる。罪に染まっていくほどに活き活きとして、これには目を見張る。観客も魅入られてしまってスクリーンから目が離せない。ゾクゾクする。まさにファム・ファタール!
主役のバンパイア神父も怖いというよりもコミカルで、情けなくもかわいらしい。こんなバンパイアは彼以外には演じられないだろう。喉の渇きよりも、本質的に抱えてる感情の飢えを満たすという意味でラブストーリージャンルで正しいと思う。
さて、こちらはテレビ朝日のスマ・ステーションの月一ゴローという映画紹介コーナーでも取り上げたそうだ。評価が低かったと聞いた。それも納得する。
クチャ・グチョ・ヌチョ・ピチャ・チュル。これらの擬音語で表わされるような生々しいのが生理的に受け付けない人にとっては、この映画10分も観ていられないかもしれない。なかなかエグくてキッツイ。まるで人肉を食らうカニバリズムを連想するようなシーンもある。でも官能の極み&面白いです!私は好きです。
神父のオール・ヌードもある。ソン・ガンホは10キロ減量して臨んだそうだ。日本公開版では暗くてはっきりしないけどボカシ入ってました。
PR
バンパイア=妖し美しいってイメージだったんですが、まずソン・ガンホが主演だから美しいバンパイア作る気無いよねとわかる(ごめん!でも私ソン・ガンホのファンだよ!)。そこら辺を担うのはヒロインのキム・オクビン。
ソン・ガンホも数々の受賞経験をもっているが、また、共演した女優たちも海外の映画祭などで主演女優賞をさらうことが多い。彼が演じる男が狂おしくこがれるヒロインなのだから、それくらいの輝きを見せるのは作品を説得力あるものとさせて正しい姿だ。この作品でも、新人のキム・オクビンが忘れられないヒロインを演じきる。
この人妻ヒロインは、登場時は生活に疲れやつれ果てて暗い空気を撒き散らす女なのだが、話が進むにつれて別人かというほどの変貌を遂げる。罪に染まっていくほどに活き活きとして、これには目を見張る。観客も魅入られてしまってスクリーンから目が離せない。ゾクゾクする。まさにファム・ファタール!
主役のバンパイア神父も怖いというよりもコミカルで、情けなくもかわいらしい。こんなバンパイアは彼以外には演じられないだろう。喉の渇きよりも、本質的に抱えてる感情の飢えを満たすという意味でラブストーリージャンルで正しいと思う。
さて、こちらはテレビ朝日のスマ・ステーションの月一ゴローという映画紹介コーナーでも取り上げたそうだ。評価が低かったと聞いた。それも納得する。
クチャ・グチョ・ヌチョ・ピチャ・チュル。これらの擬音語で表わされるような生々しいのが生理的に受け付けない人にとっては、この映画10分も観ていられないかもしれない。なかなかエグくてキッツイ。まるで人肉を食らうカニバリズムを連想するようなシーンもある。でも官能の極み&面白いです!私は好きです。
神父のオール・ヌードもある。ソン・ガンホは10キロ減量して臨んだそうだ。日本公開版では暗くてはっきりしないけどボカシ入ってました。
PR