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気球の8人

kikyuu.jpg監督:デルバート・マン
出演:ジョン・ハート、ジェーン・アレキサンダー、G・オコナー、ダグ・マッケオン、ボー・ブリッジスほか
気球の8人(1982) - goo 映画

《あらすじ》70年代、東西ドイツに分かれている頃。東ドイツに住んでたある家族は、友人の息子が党員に射殺されたことから、子供たちの将来のためにも西ドイツへの亡命をこころみる。彼らが選んだのは気球。はたして彼らは無事に亡命できるのか?!実話をもとにした作品。


実話が元だけに展開など奇をてらうこともなく地味だけれども、捕まったら明らかに家族全員の未来が無いという恐怖。
じわりじわりと包囲網を狭めてくる党員。そんな中まさか気球があんなことになるなんて…!!!

比較的淡々とえがかれてるが、あまりのスリルに観てるこっちは泣きそうです。また、家族の絆がじいんとさせるわ…。
カールじいさんといい、この作品といい、なんで空に浮かび上がるものって胸を熱くさせるのだろうな~。
目立たないけど面白いいい映画です。古い映画が苦手でなければオススメ。

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マイ・ブルーベリー・ナイツ

mai.jpg監督:ウォン・カーウァイ
出演:ジュード・ロウ、ノラ・ジョーンズ、デイヴィッド・ストラザーン、ナタリー・ポートマンほか
→マイ・ブルーベリー・ナイツ公式サイト

《あらすじ》 失恋したエリザベスはカフェの店長と出会う。距離を縮める二人だが、エリザベスは元彼を忘れられず、彼のアパートを見に行った帰りに大きな回り道をすることにした…


話はなんてことないけど、ノーラ・ジョーンズのけだるい声の歌がええ具合にはまって癒される。ほっとする映画でした。
失恋した彼女が旅先で出会う、喪失感を抱えた人達との交流で、癒され、戻ってくる。その間カフェの店長はただ待ってるわけです。世界的に草食男子の時代なのかなあ。

ノーラ・ジョーンズの女優デビューになりますが、他の出演者も豪華メンバーです。

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大統領の陰謀

daitouryou.jpg監督:アラン・J・パクラ
出演:ダスティン・ホフマン、ロバート・レッドフォード、ジャック・ウォーデン、マーティン・バルサム、ハル・ホルブルック、ジェーソン・ロバーツほか
大統領の陰謀(1976) - goo 映画

《あらすじ》 アメリカの新聞・ワシントン・ポストの記者であるウッドワードとバーンスタインは、ちゃちなコソ泥事件と思われた案件の裏に大きな陰謀が隠れてることを嗅ぎつける…。実際にニクソン大統領が失脚することになった「ウォーターゲート事件」を描く。アカデミー4部門受賞作品。

実際のワシントン・ポストの記者の手記から作られた映画だそうだ。
ウォーターゲート事件とは(→詳しくはこちら。ウィキペディア)、ニクソン(共和党)政権が、野党である民主党本部のビル=ウォーターゲートビルに盗聴器を仕掛けたとされる。

次々人物名や組織が関わってくるのが判明して観ているほうも追っていくのが大変。観終わった後はあまりの重量感に放心状態。陰謀の規模が一つの新聞社程度でたちうちできるレベルじゃないよ~。ひええ。
 

 

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つづきはこちら

風船

huusenn.jpg監督:川島雄三
出演:森雅之、高野由美、芦川いづみ、三橋達也、北原三枝ほか
風船(1956) - goo 映画

《あらすじ》 元画家の春樹は一男一女の父である。恩師の息子と再会するが、彼は春樹の息子に自分の愛人を近づける。そのせいで息子の女は自殺未遂をはかるが、春樹の娘は兄の彼女を慕っており…


時代は感じるが金と欲での悪意が見え隠れする現代的な群像劇。
満たされてるように見える人々もどこか頼りなく、あてもなくさまよう風船のようである。その中で一輪の清廉な花のような芦川いづみがまぶしい。
個人的には川島雄三監督はもっとハジケテルほうが好きだな~。

当時の大スター競演。石原裕次郎の奥さん、北原三枝が妖しいクラブ歌手役です。エキゾチックで魅力的。助監督が今村昌平。日本映画黄金期だ!そして関係ないが主役の名前が村上春樹!

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写真ナシ
監督:新藤兼人
出演:松橋登、辻萬長、杏梨、乙羽信子ほか
心(1973) - goo 映画

《あらすじ》 母と娘の二人の住まいに間借りした「私」。その後親友も同じ邸に呼び寄せるが、下宿先の母親は「私」が後悔することになりますよ、と反対する…


夏目漱石の文学作品「こころ」の映画化。
オープニングが「私」の独白で始まるあたりから文学臭がしています。

ずいぶん昔に読んだので自信無いけど、映画では原作にないその後の部分があり、監督はこう解釈したのだと読みとれます。
学校の国語の授業でもやりましたが、遺書長すぎるだろうとツッコミも入れつつ面白く読んだ記憶があります。そしてSの気持ちもどう解釈したものかと。当てつけ?裏切られた絶望?
今になって考えますと、この映画にあるように、ゆるやか~に「私」を殺していくのが狙いだったのかとも見えました。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
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性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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