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天国の本屋 恋火

tengoku.jpg監督:篠原哲雄
出演:竹内結子、玉山鉄二、原田芳雄、香川照之ほか
天国の本屋 恋火(2004) - goo 映画

《あらすじ》 本来は100歳まで生きられるところを、早くに亡くなった人は天国で残りぶん生きられるという。クビになったピアニスト健太は、目が覚めると天国の本屋でバイトすることに。そこで憧れのピアニスト翔子と出会い、心残りの曲の完成に心血を注ぐ。一方地上では、翔子の姪が翔子も楽しみにしていた花火大会を復活させようと躍起になっていた。花火師は翔子と因縁のある男で…


人気小説「天国の本屋」続編「恋火」を合わせて一本の映画にまとめたもの。
いいお話です。似たテイストの話をいろんな漫画作品で読んでるような気がします。幽霊とか死後ネタは漫画に多いからなあ。

竹内結子さんはやたらと死人役が多いのはなぜなのでしょう。
香川さんと竹内さんの引かないビンタ合戦が目が離せませんでした。

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禅ZEN

zen.jpg監督:高橋伴明
出演:中村勘太郎、内田由紀、哀川翔、村上淳ほか
禅 ZEN - goo 映画

《あらすじ》 鎌倉時代。単身宋へわたり悟りを得た道元は、日本へ戻ると日本の禅宗の開祖となっていく。道元の生涯を描く。


主演の中村勘太郎がハマっていてナイスです。地味ながらも良作。
個人的には、あれだけ人が集まるのだから、実は高尚な教えもしつつ快活な空気のある人物だったんじゃないかと勝手にイメージしましたが、道元についての知識を持ってないのでどういう姿が近いのかわかりません。

禅の教えは観ていても完全に理解できたとは言えません。でも映画ラストで教えを聞いて少女が手を変えるシーン。ここに大切なことが集約されてるのではないでしょうか。見事な場面だと思います。
禅問答というくらいだから、実際に道元がやり始めたんだろうね…。知らないけど。
漫画「ファンシイダンス」で曹洞宗での禅問答が出てきます。一般客も観ることができると確か書かれていたと思う。一度見てみたい。ファンシイダンスは漫画も映画もオススメ。すごく好きです。

鑑賞しながら、問答をオカンが聞いたら「わけわかんない屁理屈言ってないでそこの醤油もってって」とか言いそうだなと想像してしまいました。道元かたなし。

それにしても内田由紀に“それは無理”とわからせるための方法があまりにもむご過ぎる…。そのタイミングでなきゃいけないのか~?!夜道で刺されてもおかしくないぞ。

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厨房で逢いましょう

tyuubou.jpg監督:ミヒャエル・ホーフマン
出演:ヨーゼフ・オステンンドルフ、シャルロット・ロシュ、デヴィッド・シュトリーゾフほか
厨房で逢いましょう(2006) - goo 映画

《あらすじ》 ドイツのレストランで、風変りだが味は超一流と言われるシェフのグレゴア。カフェで知り合ったウェイトレスと子供をきっかけに近づいて行くのだが、彼女は結婚していてグレゴアに恋愛感情もまったくなさそう。唯一グレゴアの料理だけが彼女を引き寄せる魔法なのだ…


巨漢だしウェイトレスをじいっとみているし、グレゴアはなかなか気持ち悪い。当初は観ていてそう思うが、だんだんと報われなさそうな片想いが見えるに従い同情というか共感してしまう。
振り向いてもらえても、逆にどうしていいやらわからなくなりそうだ。切ないなあ。

ヒロインはどう見てもグレゴアの好意を勘付いてながら「友達よ!」と堂々としたもの。こーゆー狡さ。女性にはありますねえ。だからこそ微かな望みを抱いて彼ががんばっちゃうんだろう。その狡さ少しでも私に分けてくれませんかのう。

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真夜中のピアニスト

mayonakajpg.jpg監督:ジャック・オディアール
出演:ロマン・デュリス、ニエル・アレストラップ、リン・ダン・ファン、オーレ・アッティカほか
真夜中のピアニスト(2005) - goo 映画

《あらすじ》 トムの稼業は不動産の裏ブローカー。父親も同業だ。暴力と欲にまみれた日々を送るなかで、亡き母の知人と再会し、かつてのピアノへの情熱をよびさまされる。先生について練習をするトムに、父は困った案件をもってくるのだが…。
アメリカ映画「マッド・フィンガーズ」のフランスリメイク。


同僚の浮気工作や仕事の蛮行に嫌気が増すほどにピアノレッスンにのめりこんでいくトム。完全に悪に染まりきれないからこそ矛盾を抱えて苦しむことになる。彼の足かせともいえるのが父親だ。父のことも愛しているので切り捨てることもできず、かといって裏稼業に満足できず。自分を追い込む加速がついていく。
針が両極にふれたまま共存する複雑な人間心理を表現する。

最後のトムの表情は観る人によって解釈が異なるだろう。そこをどう受け取るかでこの作品への感想がずいぶん幅が出ると思う。私は過去への訣別かすべてを受容したか、と感じました。

イングロリアス・バスターズでプチブレイクのメラニー・ロランもチョイ役で出演。ほかに同僚の妻役オーレ・アッティカ。どうも見覚えがあると気になってましたら、子役で出てブランクあり、「サム・サフィ」で復帰した女優さんでした。昔「サム・サフィ」好きだった。自由奔放な若い娘が陽気にお気楽に世の中渡れちゃう、て映画でした。今振り返るとバブルぽいですね。
リメイク元の「マッド・フィンガーズ」も良さそうです。

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現金に体を張れ

gennama.jpg監督:スタンリー・キューブリック
出演:スターリング・ヘイドン、コリーン・グレイ、ヴィンス・エドワーズほか
現金に体を張れ(1955) - goo 映画

《あらすじ》 刑務所を出たばかりのジョニーは、競馬場の売上金を強奪する計画をたてる。仕事に5人の仲間を加え、綿密な計画をたてるのだが、ささいなことからほころびが生じ…


クライムサスペンス。フィルムノワールの流行ってたころか、あるいはハシリの作品でしょうか。犯罪が成功するかだけでなく、その後ああいう展開になるってのは、他にも似たものを観たことがあります。
時系列が行ったり来たりする点が当時斬新だったそうで、のちのタランティーノ監督作品「レザボアドッグス」の元ネタの一つと言われているらしい。本作品はより淡々と乾いてクール。
なにより終わり方がクール。

85分と短いですが、だからこそ余計に無駄のないシャープな作りです。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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