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ファン・ジニ(映画版)

jini1.jpg監督:チャン・ユニョン
出演:ソン・ヘギョ、ユ・ジテ、リュ・スンリョンほか
ファン・ジニ 映画版 - goo 映画

《あらすじ》 16世紀朝鮮。貴族として育ったチニの傍らには奴隷のノミの姿がいつもあった。幼いころは仲良くしていた二人だが、成長とともに身分の違いから離れていく。年頃になったチニに縁談が持ち上がるが、チニが実は下女の娘であるとばれてしまい、破談になるだけでなく町中にそのことが知れ渡ってしまった。チニの選んだ道は…


日本でも放映されたドラマ「ファン・ジニ」の映画版。jini2.jpg
ちなみにドラマ版の女優さんはこちら→
16世紀に実在したキーセン(芸妓)を描いた物語。

ドラマ版とはずいぶんストーリーも異なる。ドラマ版でもずうっとジニにくっついてたSPのような男はなんだろう…と気になってた方もいらっしゃるかと。私もどういう関係だろうと思ってました。
映画版はそこに注目して、ちょいとベルばら的な展開になっています。


ドラマとはまったく別物と考えてみたほうがいいですね。ドラマ版のこってり感はありません。

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トゥルー・ヌーン

twuru.jpg監督:ノシール・サイードフ
出演:ユーリー・ナザーロフ、ナシバ・シャリポワ、ナスリディン・ヌリディフほか
福岡国際映画祭で上映。観客賞受賞。今後国内上映あるかわからない。
BSで鑑賞。


《あらすじ》 タジキスタンの山間にある小さな村。そこにはロシアから気象観測のために学者が一人やってきて働いている。彼の仕事を手伝っている、村の若い娘は婚礼を間近に控えていた。そののどかな村にある日兵士がやってきて、国境の鉄条網をたてていく。一つの村が突然分断されてしまうが、上下に分かれた村の境を乗り越えて婚礼をあげようと、彼らは黙っていないのだった…


涙が止まらない。なんだかTVのスポットCMのセリフみたいだけど!
もう、なんで?ホントなんで?何の罪もない欲もたいしてない、善良な人たちがなんでこんな理不尽な目にあわにゃいかんのだ?悔しいやら哀しいやら腹がたつやらで泣けてしょうがない。

そうは言っても映画は陰鬱ではなく、、むしろ村人さんたちは日々の暮らしをそんなに変えないで淡々としてるのです。鉄条網をはさんで数学の授業したり。茶目っ気だって忘れない。負けてません。

ところで自分も子供の頃は、なんで勉強しなきゃならんのだ、いったい何の役にたつんだ、と思ったもんでした。しかし勉強できるってこと自体が平和の証。さらに自分の身を守るためにも、望むように進むためにも、勉強って大切だよな…と、ここに答えを見ました。

数学者で大道芸人のピーター・フランクルさん。彼のご両親はナチスの収容所体験者で、財産は奪われても頭の中は奪うことはできない、と教育を重視して彼を育てたんじゃなかったっけ。うろ覚えだけど。芸は身をたすく。学ぼう…!

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仏教流行り?

以前ブログでも、お稲荷さんの萌え寺、東京都八王子の「了法寺」を出しました。
かなり前から萌え寺として有名ではあったそうですが、なんとテーマソングもあって、それがランキング入りしてるってんだからえらいこっちゃ。
→了法寺公式サイト

最近ニコニコ動画でも、般若心境アレンジがめっちゃアップされてるのを見て、目の付けどころがすげえや…!なんて感心してたところでした。
流行ってるのか?
仏教。

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キャプテン・アブ・ライード

abu.jpg監督:アミン・マタルカ
出演:ナディム・サワルハ、ラナ・スルターン、フセイン・アッソースほか
ヨルダン映画 未DVD? サンダンス映画祭では観客賞受賞作品。BSで鑑賞。

《あらすじ》 妻も子も亡くした老人、ライードは空港の清掃員。ある日捨てられた機長の帽子を拾ったことから、近所の子供たちにパイロットと勘違いされ、すっかりヒーローになってしまう。しかし彼の隣に住む一家の長男=ムラードはライードの正体を知っていて…


途中までは老人と子供たちの心温まるファンタジー的な話かと思ってると、徐々に社会が抱えている問題も浮き彫りに。ヨルダンでは初めてDVが登場した映画だそうだ。

私自身ほとんどヨルダンについて知識がなく、日常の場面でも「へえ~」と思うことの連続でした。海外の人がいまだに日本には侍がいる!と思ってるかのような認識とほぼ同じレベルなのですよ…私の持ってるアラブ周辺についてのイメージは。
だから作中に女性機長が出てきたり、ノースリーブの若い女性が出てきたりしたのには驚いたのでした。目からウロコ。自分の勉強不足を再認識。

やはり男の子にとって機長はヒーローなんですね。その後色々あっても、ライード老人が素晴らしい人物なので、まさに彼こそヒーローなんじゃないかと改めて思えるのだ。
物語は哀しい展開を迎えていくが、未来につながる展望に、暗い気分を抱えて見終わることもなかった。

一番最初のカットが印象的で美しい。綺麗なイメージカットだなあ…と思ってたら、ラストにつながるものだった。なるほど。構成だったのか。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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