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ブラック・スワン

suwan.jpg監督:ダーレン・アロノフスキー
出演:ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・クニス・バーバラ・ハーシーほか
公開中→「ブラック・スワン」公式サイト

《あらすじ》 NYのバレエ団に所属するニナ。「白鳥の湖」の公演を控え、団は新たな女王を必要としていた。ニナは自身の生真面目さと臆病さが足かせで、主役に抜擢されるも黒鳥をモノにできず、いつしかその焦りとプレッシャーは彼女をむしばんでいく…


面白いっ!
今作でナタリー・ポートマンはアカデミー主演女優賞を受賞。とらなきゃおかしい。見事でした!
幼少時にバレエを習っていたとはいえ、よくぞここまで体も作りあげたなあと驚嘆。
さらに、繊細で臆病でいながら大胆に解放されたい欲求を持ち、母親に抑圧されている主人公…という難しい役をこれ以上ないくらいに見せてくれました。もしこの先作品がリメイクされることがあっても、ナタリー・ポートマン以上の人は出ないんじゃないか。

上映一分もしないうちにぞわっと鳥肌がたちまして、終盤はずっと総毛立ったままになりました。
ホラー?スリラーなの?そんな場面が多々ありまして、随所に挟まれる痛い感覚は観るのが厳しかったが。
そこに耐えられそうな方であれば、ぜひオススメ。

未見ですが、前作「レスラー」でも主演のミッキー・ロークに賞をもたらしてた監督さんなんですね。
「レスラー」も観ようっと。


 

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生きる

ikiru.jpg監督:黒澤明
出演:志村喬、金子信雄、関京子、小堀誠ほか
生きる(’52) - goo 映画

《あらすじ》 無気力に役所の仕事を続けてきた渡辺。妻は亡くなり息子夫婦と同居している。そんな彼が自分が癌であることを知り、改めて生きることについて答えを求めていくのだが…


あまりにも有名な作品。でも初見。ざっくりと"癌にかかった男が公園を作ることに尽力する話"と知ってはいたものの。なんだか重そうだよなあ~となかなか手が出ませんでした。
いざ観ると重いけど重厚て方向。

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つづきはこちら

なくもんか

nakumonnka.jpg監督:水田伸生
出演:阿部サダヲ、瑛太、竹内結子ほか
なくもんか - goo 映画

《あらすじ》 下町でハムカツ屋を営む祐太。彼には生き別れになった弟がいる。弟のほうは兄がいるとは知らずにいる。祐太は売れだしてきたお笑い芸人が自分の実の弟=祐介と知る。祐太は早速弟に会いに行くのだが、祐介は兄弟コンビ芸人と偽っているため、祐太には…


脚本:宮藤官九朗。
家族をテーマに、笑いありほっこりあり、の物語。
不器用ながらも一生懸命生きてる、そんじょそこらの人たちが、自分の中の弱さを乗り越えて見せる笑顔は感動的。
舞子Haaaaan!のような無鉄砲な勢いを期待してみてたが、その点はちとおとなしめでした。
というか私の中でクドカンときくと基準ラインが高くなっちゃってるからで。
根本はヒューマンドラマです。

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東日本大地震から二カ月

黙祷。
今日で二カ月が過ぎようとしています。
いまだ厳しい状況は続いています。
どうか一刻も早く被災された方々が落ちつけますよう。


 

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逆噴射家族

hunsya.jpg監督:石井聰亙
出演:小林克也、倍賞美津子、植木等、工藤夕貴、有薗芳記ほか
逆噴射家族 - goo 映画

《あらすじ》 団地暮らしを脱出し夢のマイホームへ移り住んだ小林一家。みんな風変りなところはあるものの、幸せに暮らしていた。そこへ祖父が転がり込んできて、一家の暮らしは徐々に崩壊し始める…


なんと脚本が小林よしのり氏だった。そう思うと壊れっぷりも納得。
小林克也が一国一城の主となってほくほくしていたのから転落していく様は「ベストヒットUSAが…!」と衝撃を覚えます。
今でもそうなのだから、この映画公開当時はもっとだったはず。日本がバブルへ加速していく時代に、あのTV番組は燦然と輝いていたのです(今も放送してますよ)。そのメインを務めていた小林克也の英語の堪能さは有名でした。小林克也の英会話教材・アメリ缶も発売されてたし。アメリ缶はリズムにのせてフレーズを覚えられて、ちゃんとやればかなり身になったであろうと思います。私は英語の授業でちょいと聞いただけ。

話がずれた。まあとにかく、劇中に登場する歌も、その後台風クラブ出演で話題をさらう工藤夕貴も、あの時代を知ってる者にとっては感慨深い。

石井監督の爆走感と、脚本はマッチしてる気がします。コメディ…?バイオレンス…?何が何やらわからん勢いで突っ切って、喧噪のあとの淡々とした家族のたたずまいには妙に納得させられるものがある。

あれほど台所にこだわっていたのに。台所、食卓、食事。家族を形作っていくのはまさにそれなのかもしれません。24時間働くかといってた当時は食卓にお父さんがいないことも珍しくなかったでしょう。
破壊の後の朝食風景は「この映画タダモンじゃねえな」と感じさせるのでした。

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プロフィール

HN:
藤井みつる
HP:
性別:
非公開
職業:
漫画家
趣味:
映画鑑賞と寝ることと城
自己紹介:
好きな映画
……《邦画》 太陽を盗んだ男、鬼畜、穴、切腹、キッズ・リターン、しとやかな獣、蝉しぐれ、クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲、築城せよ!、MIND GAME、ジャズ大名
……《洋画》 新しき世界、ニューシネマパラダイス、リトル・ダンサー、バベットの晩餐会、暗くなるまで待って、オールド・ボーイ、グラン・トリノ、バーバー、キリクと魔女、ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ、ペーパー・ムーン、アパートの鍵貸します、トイ・ストーリー、ブラス!、デリカテッセン、ベルヴィル・ランデブー、カイロの紫のバラ、ヘドヴィグ・アンド・アグリーインチ、死刑台のエレベーター、オーケストラ!、アンプロフェット、ゴッド・ファーザー、ユージュアルサスペクツ、ドリームガールズ、ブルース・ブラザース、バグダッド・カフェ、シザーハンズ、善き人のためのソナタ、レザホアドッグス、クール・ランニング、ぼくのエリ200歳の少女、ペテン師とサギ師~だまされてリビエラ~、アーティスト

 

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