監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:アレクセイ・グシュコブ、メラニー・ロラン、フランソワ・ベルレアンほか
→2010.4.17からロードショー
《あらすじ》 ボリショイ交響楽団の清掃員として働く男アンドレ。実は彼は30年前に巨匠と言われた指揮者。失脚して不遇をかこっているが、ある日楽団に来たパリ公演の依頼をネコババ。ボリショイオーケストラになりすましてパリ公演をしようともくろむ。しかし招集をかけた仲間たちも30年楽器にふれてなかったり、パスポートもなかったりと問題山積み。はたして彼らは無事にパリ公演をやりとげられるのか!?
大好き!大好き!!大好きだ!!!
なんとはなしにのだめカンタービレも思い出す、オケメンバーの型破りっぷりが、おかしくて始終顔がにやにや緩みっぱなしになってしまう。
なのにね。各人物の、オレ音楽好きだ!夫好きだ!みたいなあふれ出る情熱が、やたら笑えるのに目から水が出る。なにこの胸いっぱいになる感じ。なんなのもう。泣かせるなよバカ野郎。
映画を観終わって劇場から出てくる人たちが、一人残らずニヤニヤと幸せ気分に包まれている。これを素敵映画といわずしてなんと呼ぶ!
フランス映画祭で上映。監督と主役の方のトークライブもありました。お茶目な監督さんだった。