≪あらすじ≫フランス国王ルイ14世。太陽王とも言われた彼は、実は双子。片割れは30年あまり幽閉されていたが、ルイ13世につかえていた三銃士が双子の兄を救い出し、2人を入れ替えることを画策する…
映画でもありました、仮面の男の宝塚版。東京公演前に兵庫の宝塚での公演があったわけですが、そちらでの評判は正直散々なもの。両方を観た方の説明を聞きましたら、東京公演は別物かと思うくらいの修正が入っているようです。
覚悟していったけれども意外と普通に楽しく観られました。場面場面の演出は面白いものもあったのですが、ただ、お芝居全体の構成が悪い。ルイ14世の酒池肉林ぶりはもっと短くまとめちゃってもいいし、特に設定説明のところはもっと簡潔にして本編後半の展開に時間をまわすべきなのでは。
友情面・恋愛面とも物足りなく感じたのはその構成のせいでしょう。
ぽつんと登場しての剣の踊りや、ドレスから抜け出すのなどはすごく良かったんだよー。
一人二役でのトップ音月さんや、みんな布張った上での立ち回りなど、出演されてる方々はええもん見せてくれてるだけに、もったいなかった。前回のハウトゥ~に比べても、音月・早霧・未涼さん達の歌&踊りもぐっと上達してる気がするのにな…。
ショウの『ROYAL STRAIGHT FLUSH!』は楽しかった~。衣装もかわいいし、舞台をめいっぱい使ってくれて、客席降りもあり。とにかく懐かしナンバーを、アップテンポに休みなくどんどん歌い踊ってくれまして、これは出てる人たち体力的にものすっごいキツイショウなんだろうなあと思いながらも観客は盛り上がっていい気分で帰れました。雪組ファイブかわいいよ~!
『仮面の男』脚本:演出:児玉明子
『ROYAL STRAIGHT FLUSH!』作・演出:斎藤吉正
出演:音月桂、舞羽美海、早霧せいな、未涼亜希ほか
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